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Aがアイスを食べ終わるまで、ドラコは一言も話さずじっとAのことを見つめていた。
あまりにも熱い視線に、彼もアイスが食べたいのだろうか？と思い『食べる？』と目の前にアイスを乗せたスプーンを差し出してみたが、何故か顔を真っ赤にさせながら『いや、いい！』と断られた。
アイスを食べ終わった頃、ドラコが再び口を開いた。
「もうすぐ、クィディッチ・ワールドカップだろ？__」
ダイアゴン横丁で落ち合う約束をした手紙のやりとりにも、彼はワールドカップのことを書いていた。
Aの都合が良ければ一緒に行かないか、と誘ってくれていたのだが__時期的に満月の前後と重なる為この誘いは断ることとなった。
「君と一緒に行けないのは__本当に残念だ」
「それなら、また次の時にドラコが誘ってくれるのを待ってるわ」
「___次の時って、、次は��4年後�瓩世�__」
「��4年後�瓩盪簔�、こうしてお茶を共にしてるなら可能じゃない？」
あっけらかんと言い放つAにドラコは口をパクパクさせたが、しばらくすると咳払いをして話を続けた。
「とにかくだ__君と行けないのも残念だし、その時期だとAへのプレゼントが誕生日の後に届いてしまうことになるから、今日持ってきたんだ」
そう言うと、小さな包みを差し出してくれた。
それを開くと、学年末にドラコが言っていた通りにネックレスが入っていた___以前もらったピアスのペアなのだろうか__リラの葉をモチーフにしたデザインを思わせるブルームーンストーンが、青や紫の様な神秘的な輝きを放っていている。
「ドラコ、ありがとう__」
ただ一つ、Aには気掛かりな事があった。
ドラコが休暇前にAの誕生日を聞いてくれた時に彼の誕生日を尋ねたところ、6月であり___とっくにもう過ぎていたのだ。『僕のプレゼントは要らない』と言ってくれていたが、こんなにも素敵な物をもらって何も贈らないのは失礼に思えた。
「__私、やっぱり何かあなたにプレゼントしたいわ」
Aがドラコからもらったネックレスを手にそう告げると、彼は何も言わずにそれをAから取り、隣に移ると静かにネックレスを着けてくれた。
うなじに僅かに触れたドラコの指先に思わずドキリ、とした。
「君が、�爐匹Δ靴討皚瓩隼廚Δ覆�__今年のクリスマス、僕の為に時間を空けておいて」
それが何を意図するのかも解らないまま、Aは顔を赤らめて頷いた。
ドラコが嬉しそうに微笑んでいた。
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アキラ(プロフ) - もうそんな時期なんですね。忙しいと思いますが、頑張って下さい。気長に待ってます。 (2021年7月23日 16時) (
レス) id: ba1dbb8e6d (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - アキラさん» 子どもが夏休みに入ったので、もっとゆるゆる更新になるかもしれませんが、、私の文才で良ければ楽しんでください(^.^) (2021年7月23日 0時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - もう、キャーー↑な展開で嬉しいです。今度こそ幸せな結末になるよう願ってます (2021年7月22日 14時) (レス) id: ba1dbb8e6d (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - はっぱさん» 一気読み！ありがとうございます＾＾コメント、とても励みになります！ (2021年7月14日 20時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！更新頑張って下さい！！ (2021年7月14日 18時) (レス) id: c56a6257a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年7月4日 1時
