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大広間前は、煌びやかなドレスローブに包まれたホグワーツの生徒達だけでなく、ダームストラングやボーバトンの生徒達も多く居てとても賑やかであった。
この中から自分のパートナーを上手く探せるだろうか、とAが辺りを控えめに見回していると、後ろからそっと声を掛けられた。
「___A」
振り向くと、そこにはシンプルでも彼の良さを引き立たせた上品なローブに身を包んだドラコが立っていた。
「それじゃあ、楽しんで__」
自分のパートナーを探すべく、ルーナが立ち去ると、その後ろ姿をチラリと見た後ドラコが口を開いた。
「A、とっても綺麗だ」
「ありがとう。ドラコも、格好良いわ」
そっと出された彼の腕におずおずと自分の手を通すと、ドラコの肩がピクリ、と動いた。
一歩前を歩くドラコを少し見上げれば、彼の耳や頬もほんのり赤い__自分と同じ様にこの雰囲気に緊張してくれているのかと思うと、Aは胸の高まりがおさまらなかった。
4人の代表選手がパートナーと踊り終えたことでクリスマスのダンスパーティーが幕開けした。
「僕らも行こう」
孤児院育ちの為、この様な場が初めてだったが、ドラコのスマートなサポートのお陰であっという間に身体がリズム良く踊り出しすっかりダンスに夢中だった。
二曲、三曲と続けて踊ったところでドラコが休憩に誘ってくれ、ベンチに腰掛けると飲み物を取りに行ってくれた。
初めは緊張して、目の前のドラコを見る事で精一杯だったAはここでようやく大広間の全貌に目を向けることが出来た。
学校や、寮、学年を超えてパートナーを組む者は多くいて皆とても楽しそうな笑顔を浮かべている。
一番目を引いたのはダームストラングの代表選手であるクラムとパートナーを組んだハーマイオニーだった。彼女はパーティーの一番最初にダンスを披露した際にはとても緊張した表情を見せていたが、今はすっかり緊張が解けた柔らかな笑顔を見せて楽しんでいた。
その少し先にはジニーの姿もある__彼女は、ネビルとパートナーを組むことが決まったすぐ後に、ハリーにダンスを誘ってもらったが断ることになったと残念そうにしていた__それでもこの場所の雰囲気が楽しさを引き出してくれたようで、ネビルと笑顔で楽しむ姿が確認出来た。
一瞬、ルーナの後ろ姿が見えたような気がしたAはそこへ視線を送ってみたが、残念ながらロルフ・スキャマンダーの姿は確認できず少しばかり肩を落とした。
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アキラ(プロフ) - もうそんな時期なんですね。忙しいと思いますが、頑張って下さい。気長に待ってます。 (2021年7月23日 16時) (
レス) id: ba1dbb8e6d (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - アキラさん» 子どもが夏休みに入ったので、もっとゆるゆる更新になるかもしれませんが、、私の文才で良ければ楽しんでください(^.^) (2021年7月23日 0時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - もう、キャーー↑な展開で嬉しいです。今度こそ幸せな結末になるよう願ってます (2021年7月22日 14時) (レス) id: ba1dbb8e6d (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - はっぱさん» 一気読み！ありがとうございます＾＾コメント、とても励みになります！ (2021年7月14日 20時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！更新頑張って下さい！！ (2021年7月14日 18時) (レス) id: c56a6257a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年7月4日 1時
