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「ハリー！ハリー！！」
Aがハリーの姿をようやく見つけたのは、その日の午後の授業を終え医務室に向かおうとして居た時だった。
まるで人目を避けるように、1人で足早に寮へ向かうハリーを見つけ急いで声を掛けると、彼は恐る恐る此方を振り向き、一旦Aのローブを確認したあと安心した様な表情を見せた。
それだけでAはハリーが何を気にしているかが解り口を開いた。
「ドラコには悪いけど、あんなダサいバッチ付けてられないわ。もちろん、貴方のことを応援する気持ちがあるもの」
「君は疑ってないの？」
「__まさか！貴方の名前が呼ばれたあの時から、ずっと不思議でならなかったの。わたしも、リーマスもハリーを信じてるわ。」
「そう言ってくれると、心強いよ」
ハリーはそういうものの、周りの反応に対してやや疲れているようだった。
近くにロンやハーマイオニーが居ない___Aが不思議そうに周りを見渡すと、ハリーは嫌味をたっぷり込めて口を開いた。
「__4年間も一緒に居るのに、それでも解ってくれないヤツだっているからね」
「それって、ロン？」
「__違うって言ってるのに、聞かないんだ。まるで、注目される僕に嫉妬しているみたいにね」
「まさか、正気なの？ハリーが注目される為に危険に身を投じるとでも？」
「___そのまさかだよ」
驚いたことに、一番近くでハリーの良き理解者であるべきロンが今回のことで怒り、彼らの友情に亀裂が入ったというのだ。
ハーマイオニーはどうにかロンを説得しようとしているそうだが、ただ板挟みにしかなっていないようだ。
「僕、君にずっと言ってなかったことがあって__」
久しぶりの会話ではあったが、ハリーは夏休みの間中自分が見た奇妙な夢の話をしてくれた。
その夢とは、ある館でヴォルデモートとピーター・ペティグリュー(ワームテール)が自分を殺す計画を立てていて、そこへ現れたマグルの老人がヴォルデモートに殺されるというものだった。
「名前は分からないけど、そこには若い魔法使いもいたんだ__なんだかとても奇妙でリアルだった」
昨年末に逃げ失せたピーター、夏休みの間に上がった闇の印、ハリーを陥れるかの様に彼の名前を選び出したゴブレット___全てが不吉だった。
「ハリー、課題１つひとつが危険な物だわ。あなたが少しでも危険を避けられるように出来ることは手伝うわ__いつでも声を掛けて」
Aの言葉にハリーはしっかりと頷いた。
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アキラ(プロフ) - もうそんな時期なんですね。忙しいと思いますが、頑張って下さい。気長に待ってます。 (2021年7月23日 16時) (
レス) id: ba1dbb8e6d (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - アキラさん» 子どもが夏休みに入ったので、もっとゆるゆる更新になるかもしれませんが、、私の文才で良ければ楽しんでください(^.^) (2021年7月23日 0時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - もう、キャーー↑な展開で嬉しいです。今度こそ幸せな結末になるよう願ってます (2021年7月22日 14時) (レス) id: ba1dbb8e6d (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - はっぱさん» 一気読み！ありがとうございます＾＾コメント、とても励みになります！ (2021年7月14日 20時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！更新頑張って下さい！！ (2021年7月14日 18時) (レス) id: c56a6257a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年7月4日 1時
