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「わたし、あの先生苦手だわ__なるべく関わりたく無い」
自分達の寝室ですっかり肩を落としながらそう告げたAの背中をルーナが優しくさすってくれた。
「でもAは勇敢だった__あそこで止めに入ってあげてなきゃ、マルフォイは大怪我をしていたはずだもン」
どんなに同級生や上級生に意地悪をされたり、陰口を囁かれてもここまでの嫌悪感を抱いたことは無かった__それが勘なのかは解らなかったが、先生は無闇に近付くべきでない人物だと強く感じた。
「あ、」
夕食後、ルーナと共に天文学の塔に足を進めようとしたAは中庭で見掛けたことのある後ろ姿を見つけ、思わず声を漏らした。
「あたし、先に行って席を取っておくから___声を掛けてあげなよ。彼、すごく落ち込んでると思う」
そう言いながらその場を去ったルーナに感謝しながら、Aは静かにその背中に近付いた。
「__ドラコ」
Aが静かに名前を呼ぶと、ドラコはビクッと肩を揺らした。
「その、大丈夫？どこも痛まない？」
「ぁあ__さっきはありがとう、止めに入ってくれて」
悔しいような、恥ずかしいような微妙な表情をさせながらドラコはお礼を告げた。大きな怪我をしなかったものの、あれから時間が経っているというのにドラコの頬は擦り傷があった__医務室に向かわなかったのだろうか。
「ハリーとドラコの間に何があったのか、詳しいことは解らないけど__子ども同士の喧嘩なのに、先生のやり方はやり過ぎだったわ。ここ、傷がある」
Aはドラコの頬を手で触りながら、杖腕を振り�爛┘團好�ー�瓩鮠Г┐拭�
ドラコは驚いた様な表情を見せたが、次第にその視線がゆっくりとAの瞳と交わった。
スッと傷が癒え、頬に添えていた手を引こうとすると、パッとドラコがその手を握った。
「えっ？」
真剣な表情のドラコの顔が少しずつ近付いてくる。
「__A、僕は、」
ほとんど息が掛かるんじゃないかと言うくらいにドラコの顔が近かった。突然のことに慌てふためくAに彼が何かを告げようとした時だった。
ゴーン！ゴーン！！
時間を知らせる城の鐘が大きく鳴り響いた。
「いけない！ごめんなさい、これから天文学の授業があって！」
自分が授業に向かわなければならないと言うことを思い出したAはドラコからスルリ、と離れると挨拶もそこそこに駆け出した。
中庭には顔を真っ赤にしあっけにとられたドラコ・マルフォイの姿が残ったままだった。
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アキラ(プロフ) - もうそんな時期なんですね。忙しいと思いますが、頑張って下さい。気長に待ってます。 (2021年7月23日 16時) (
レス) id: ba1dbb8e6d (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - アキラさん» 子どもが夏休みに入ったので、もっとゆるゆる更新になるかもしれませんが、、私の文才で良ければ楽しんでください(^.^) (2021年7月23日 0時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - もう、キャーー↑な展開で嬉しいです。今度こそ幸せな結末になるよう願ってます (2021年7月22日 14時) (レス) id: ba1dbb8e6d (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - はっぱさん» 一気読み！ありがとうございます＾＾コメント、とても励みになります！ (2021年7月14日 20時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！更新頑張って下さい！！ (2021年7月14日 18時) (レス) id: c56a6257a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年7月4日 1時
