そばにある温もり ページ48
Aとの時間は、まるで夢の様なひとときだった。
何も言わなくても、Aは僕の今抱えている不安を理解してくれているようだった。
胸の中に燻る不安や絶望に包まれた黒い感情をうまく言葉に表せない僕に無理矢理聞き出そうともしない。
ただそっと、優しく僕を抱きとめて頭を撫でてくれた。
そんな彼女の一つひとつのしぐさが心から愛おしい。
「＿＿A」
「リーマス」
名前を呼ぶと愛おしそうに僕の名を呼んでくれた彼女の唇に思わず、ドクリと心臓が大きな音を立てた。
静かな空間に2人しかいない＿＿
その事実が僕の中の��Aを独占したい�瓩箸いν澆鵬个鯢佞韻拭�
彼女が断らない事をいいことに、啄む様にキスを続け、僅かに開いた彼女の口元を見逃さずするりと自分の舌を入れてみた。
＿＿嫌がるかな
一瞬過った不安は、自分の背中に回された彼女の腕によって否定された。
まるで、離れないで と言ってくれているかの様に錯覚してしまう。それ程に彼女は腕に力を込めて答えてくれていた。
そのことでどんどん止まらなくなってしまって、もう歯止めが効かなかった。
「＿＿っ、リーマス」
彼女の熱っぽい視線によって魔法に掛けられた様だった。
「リーマス！遅かったじゃないか」
Aをレイブンクローの寮に送り届け、就寝時間間近に寮へと帰ってきた僕に、ジェームズはニヤリと意味ありげに笑顔を向けてきた。
「�爐�楽しみ�瓩靴討�たか？」
シリウスまでもニヤニヤとしているし、ピーターにいたっては『どこに行ってたの？』と少しズレた質問をしてきた。
生憎、彼女との時間を友人達に自慢する程、僕はお喋りな方では無い。
「素敵なクリスマスだったよ」
事細かに聞かれるのも嫌だったので、それだけ伝えるとカーテンを引いてベッドに潜り込んだ。
＿＿愛してる
目を瞑ると、そう囁いてくれた君と身体を重ねた瞬間を思い出してしまって、一気に身体中を熱が駆け巡った。
＿_今夜はなかなか眠れそうに無いな。
ゴロンと身体を仰向けにして、ベッドの天井に向かって左腕を伸ばした。
左手に付けてもらった革のブレスレットからじんわりと温もりを感じ、すぐそばに彼女がいる様な気がした。
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ひまわり。(プロフ) - レティシアさん» ありがとうございます😌子世代編へと続いていくのでお時間あれば目を通していただけると嬉しいです(^^) (2022年1月27日 20時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
レティシア - ……この作品、最高。これこそ私の探していた小説ｯ (2022年1月27日 19時) (レス) @page49 id: 04b1c05e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年4月14日 20時
