クリスマス ページ47
目をキラキラと輝かせるAをソファに座らせて、テーブルの上にあった食事やドリンクを入れて手渡してあげた。
「ありがとう！」
彼女は可愛いよりも綺麗という言葉が似合う。
女の子としては高めの身長で、すらっとしているA。彼女のスタイルは抜群だ、と思う。
クリスマス休暇ということもあって、ホグズミード行き以来の私服姿の彼女に胸がときめく。
普段、割とクールな女の子のAも、クリスマスという雰囲気がそうさせているのか、今日ばかりはニコニコと年相応の明るさと可愛らしさが垣間見える。
チラリ、チラリと自分の真横に座るAを盗み見てると、デザートを食べ終えて顔を上げたAとバチリ、と目があった。
「＿＿紅茶でも飲む？」
「あ、うん、お願いしようかな」
Aのその言葉に慌てて返事すると、彼女はクスクスと笑って杖を一振りした。テーブルの側に並べてあった紅茶セットが踊るように動き出し、あっという間にカップに紅茶が注がれ、湯気を立てながら優しくふわふわとこちらに飛んできた。
「ありがとう、美味しいよ」
「よかった」
クリスマス前のホグズミードは満月の前後で、体調が優れなかったからAとの時間を作ることが出来なかったのもあり、今日は素敵なクリスマスにしたいと思った。
Aと、初めてのクリスマス。
この後、何度共に迎えることが出来るのか分からない。
＿＿でも
未来が不安に包まれ、暗くて見えないとしても。
今だけは、Aの側で幸せを噛み締めていたい。
そう願っても、バチは当たらないはずだ＿_
「A、こっちを向いて」
Aの誕生石であるムーンストーンが輝くネックレスを彼女の首にかける。
自分が苦手とする月の光を思わせる宝石なのに、彼女の首元にあるだけで、輝く度にその光は僕を優しく包んでくれている様だった。
「とっても綺麗＿_ありがとう、リーマス。私からも貴方にプレゼントがあるの」
Aはそう言うと、僕の左手に革で編み込まれたブレスレットを付けてくれた。
「�爛哀薀奪廛曄璽鶚瓩粒廚能侏茲討い襪痢５�方へのどんな困難も、跳ね返してくれる様に」
彼女の優しさが胸にじんわりと染み渡り、思わず彼女を抱き締めた。
Aの優しい花の様な香りが、僕の心を穏やかにしてくれる＿_それは彼女が作ってくれるあの�爛轡蹈奪廰瓩茲蠅睛擇�に有効的なものではないかと、錯覚するくらいに。
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ひまわり。(プロフ) - レティシアさん» ありがとうございます😌子世代編へと続いていくのでお時間あれば目を通していただけると嬉しいです(^^) (2022年1月27日 20時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
レティシア - ……この作品、最高。これこそ私の探していた小説ｯ (2022年1月27日 19時) (レス) @page49 id: 04b1c05e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年4月14日 20時
