大丈夫 ページ40
「じゃあ、僕達はここで！」
リーマスがAの横に並んだところで、ジェームズが声高らかにそう告げて、シリウスとピーターを引き連れて去って行くと、呆れ顔のリーマスが口を開いた。
「彼、僕とAとの仲を知って喜んでくれたんだけど＿_これを機に君伝えで今年はもっとリリーと仲良くなれるんじゃないかって期待してるんだよ」
「あぁ、そういうこと」
彼がもう少し控え目な性格になって、Aから見ても傲慢な態度をどうにかしない限りリリーは振り向きそうにないなと思いながら彼の言葉に相槌を打った。
「＿＿僕達も行こうか」
リーマスに差し出された手を握り、2人は並んでホグズミード行きの生徒達の列に向かった。
10月ということもあり、ホグズミードの街並みはすっかりハロウィンの装飾で飾られていた。
「リーマス、どこに行きたい？」
「もちろん、ハニーデュークス！」
これまでの数年間の空白の時間が嘘の様に、2人はとても心地良い時間を過ごした。
「リーマスはやっぱりチョコレートが1番好きなのね」
ハニーデュークスではカゴいっぱいにチョコレート系のお菓子を買い込むリーマスにAはクスクスと微笑んだ。
「チョコレートの可能性は無限大だと思わないかい？ビター、ミルク、ホワイト系の味の違いだけじゃなくて＿＿ガナッシュ、ジャンドゥーヤ、ボンボンショコラ形状だってたくさんだし、混ぜる材料だって様々だ＿_あ、このショコラ、オススメだよ！」
「じゃあ私はそれにしようかしら」
「後でベンチで分け合って食べてみよう」
ハニーデュークスを出てからは、ダービッシュ・アンド・バングス魔法用具店、スクリベンシャフト羽根ペン専門店などで必要な物を買い、三本の箒でバタービールをテイクアウトした。
2人は叫びの屋敷が見える丘のベンチに座り、ハニーデュークスで買い込んだお菓子を分け合いながらバタービールで乾杯した。
「あそこの�犇�びの屋敷�瓩留宗�知ってる？」
リーマスは�犇�びの屋敷�瓩鮖愃垢靴萄討啗�を開いた。
「不気味な叫び声が聞こえるって。それ、僕だ」
「＿＿それは、満月の時の？」
�犇�びの屋敷�瓩�1人で痛みや恐怖に耐えているのではないかと不安に感じたが、Aがリーマスを見上げると、彼は微笑んだ。
「僕は1人じゃない。彼らも、Aも居る＿＿大丈夫だ」
Aは彼の�狢臂翩廰瓩鬚靴辰�りと肯定する為にギュッと強く手を握りしめた。
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ひまわり。(プロフ) - レティシアさん» ありがとうございます😌子世代編へと続いていくのでお時間あれば目を通していただけると嬉しいです(^^) (2022年1月27日 20時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
レティシア - ……この作品、最高。これこそ私の探していた小説ｯ (2022年1月27日 19時) (レス) @page49 id: 04b1c05e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年4月14日 20時
