好きになったらダメですか？２【忍たま】

十話 ページ10

にしても、クラス全員が6年生まで上がれるなんてすごいなぁ。

あの頃のかわいい面影はあんまりないけど

は組らしさはまだ全然あるね笑


さすが土井先生のクラスだ←




「みんな、話は後でいっぱいするから。今は実習中でしょ？もうすこし向こうにいい場所があるから、早く終わらせてきなよ」

そろそろ再開しないと土井先生がまた
胃が荒れちゃうから…！！


「よぉし、みんな！早く罠をしかけてA先輩とお話しするぞー！」

「「「おぉー！！」」」


…庄左衛門、目的変わってるよ


とりあえずみんながやる気になったみたいだし良かった…のかな？笑






「A先輩！」

は組の良い子たちが張り切って行った後に、

兵助が私のとこに駆け寄ってきた。



「さっきはありがとうございました。また助けられちゃいましたね笑」


頭をかいて照れ笑いする。


「兵助も元気そうで良かった。 まだ豆腐は好きなの？」



「もちろんです！食べますか？」


おやつの高野豆腐をそっと出そうとするから

「また今度ね」

あわてて断っておいた。


「でも、ほんとにみんな変わってないね。ちょっと安心した笑」


「安心？」


「うん、私が会わない間にどんどん知らないみんなになっていっちゃうのがなんか寂しかったんだよね」



兵助はふっと笑って

「先輩も変わってませんね」


と言った。


「そうかなぁ」

「そうですよ」


兵助の大きな目に私がうつった。


「…ふふっ。確かに変わってないかもね」

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