好きになったらダメですか？２【忍たま】

九話 ページ9

「乱太郎、きり丸、しんベエ！！久しぶり！」


「「「A先輩！お久しぶりです！」」」


ひょっこりと顔を出したのは

あの頃の元気と笑顔はそのまま

だけどがっしりとした体で背もうんと伸びた3人だった。



「わ〜…大っきくなったね！
もう頭撫でれなくなっちゃった笑」


「俺たちの方が身長的に撫でれそうっすね」

うわー、身長抜かされるのって意外とくやしい。


「…しんベエならまだ同じくらいだよね」

そぉっとしんベエに近づく。



「A先輩のほうが高い！！」

「うそ〜〜ん！！」

がっくりするしんベエ。



まぁまぁ、男の子はまだ伸びるから笑


悪いことしたかな笑

そう思って慰めてたら


「「Aせんぱぁーい！！！」」



「こら！お前たち！！実習はどうした！」

土井先生が泣き叫ぶ先をみると

は組のみんなが。



その後ろでは組の勢いに負けてついてきた兵助が苦笑いをしていた。


「わぁ〜！みんな久しぶり！！」



思わず五年前のくせで抱きつきそうになった。

けど、いい歳の男の子にそれはまずいかな笑



「A先輩なんで帰ってこなかったんですかぁ！」

「僕たちずっと待ってたんですよ！？」

「僕、体育委員会委員長になったんです！！」

「ナメクジさんたちも待ってましたぁ〜！」



わっと11人が一斉に喋り出す。



聞き取れたのは一部だけど笑


でもこんなに私のことを待っていてくれていたなんて…。

嬉しい。

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