番外編 二話 ページ41
ここは危険だ。
三郎と雷蔵が、この密書を狙っているのだろう。
そして、そのお城の忍者がこの辺りにまだいる…
「あ…A先輩、俺も行きます」
いつのまにか私服に着替えた勘右衛門が私の隣に立つ。
「女の子をこんな暗い森の中で1人、歩かせるわけにはいきませんからね」
「…勘右衛門、さすがに1人でもあるけるから。
じゃあ、三郎、雷蔵。またね」
2人に手を振り、早足でその場から逃げ出した。
「それにしても、勘右衛門よくわかったね」
「まぁ、特徴は聞いてましたからね。…まさかA先輩だとは思いませんでしたけど。おかげさまで乗り切れそうです」
…あ。
「…勘右衛門。さっき、三郎と雷蔵に私のこと話してたよね」
勘右衛門も気づいたようで、まずい、という顔をする。
勘右衛門が私についてきた、ということは私が密書を持っていることがバレてしまう。
「…言ってなかったとしても私について来るの怪しいと思うけど」
そういうところ天然だよね。
「もしかしたらデートみたいに見えるかもしれませんけどね?…まあA先輩には土井先生がいますもんね」
なっ…!!5年生にまで広まってたのか。
でもわざわざ言わなくても!!
と思ったその時。
「……伏せてっ!!」
グイッと勘右衛門の頭を押す。
さっきまで勘右衛門の頭があった場所に手裏剣が通る。
「…先輩、助けていただいたのはありがたいんですが手に怒りがこもってません?」
「気のせい気のせい。早く行くよ」
175人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mofun(プロフ) - 最近、何十年ぶりかに忍たまの沼にはまりました者です(笑)忍たま関連の作品を探していた時に、あーり様の作品を発見致し、読ませて頂きました。土井先生とのストーリー、すっごく良かったです!マジキュンキュンしました(*´艸`*)次も楽しみにしてますね! (2021年6月6日 22時) (レス) id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - 抹茶オーレさん» 抹茶オーレさんありがとうございます!!忍たまの世界って戦国なのに平和ですよね〜笑これからも、頑張ります!(o^^o) (2018年4月17日 18時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶オーレ - 平和な感じがしてとてつもなく好きです!!更新楽しみに待ってます〜頑張ってください!!( ^ω^ )誤字だらけだったのでかき直しました! (2018年4月15日 17時) (レス) id: 2a846aa862 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶オーレ - 平和なん感じかとてつもなく好きです!更新楽しみに待ってます!!頑張ってください〜 (2018年4月15日 17時) (レス) id: 2a846aa862 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - すべりだいさん» すべりだいさん、ありがとうございます!そんなにほめてもらえるなんて…!!笑 これからももっと土井先生のかわいさを出していきたいと思います!いっぱいニヤけてほしいです!笑(>▽<) (2018年3月24日 23時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あーり | 作成日時:2018年3月10日 23時