三十二話 ページ32
私が幸せに浸っていると
先生が私から離れてため息をついた。
「潮江文次郎 立花仙蔵 中在家長次 七松小平太 食満留三郎 善法寺伊作!出てきなさい」
聞き慣れた名前をつらつらと…
え、ちょっとまって!?
「さすが土井先生…Aですら気づかなかったのに」
「文次郎!お前が物音立てたからだろう!!」
「なにお!?お前こそぶつぶつ伊作と話してたじゃねーか!!」
名前を呼ばれた6人がシュタッと部屋に入ってくる。
「え…なんでいるの…」
人の告白のシーン盗み見てるとか趣味悪いぞ!!!
もう、めっちゃ恥ずかしいじゃん。
「まあまあ、A、落ち着いて」
「これからもっと驚くことになるんだからな」
伊作と留三郎が私をなだめる。
「もっと驚く…って?」
「A、まさかお前、せっかく付き合えることになったのに忍者を続けるつもりじゃないだろうな?」
「え、何言ってんのよ仙蔵。まさかって…続けるに決まってるじゃん…」
「残念ながらお前に依頼されていた仕事は私たちが全て片付けてきた!それに、もうAは忍者をやめたと言いふらしてきたぞ!!」
小平太が自慢気に言う。
「…はぁっ!!?」
思わず立ち上がってみんなの顔を見る。
何を勝手に…
「…Aは忍者がどんな仕事かを人一倍わかってるはずだ…。ならどうするのが一番、土井先生を心配させずに過ごせるかもわかるだろう…」
長次…
「このまま忍者を続けていたらまた連絡がとれなくなるのは目に見えてんだ」
文次郎…。
「お前の仕事は優秀だがたまに理性が働いていなかったり捨身の覚悟だったりで見てられん」
…これもみんなが私のことを考えてくれた結果か。
「忍者の仕事がどうしてもやりたければ私の仕事を手伝わしてやる!」
…小平太のは遠慮したいかな笑
絶対ついていけない笑笑
「お前ら過保護だなぁ…笑」
土井先生が呆れて笑ってるけど
もう喜んでいいのか怒っていいのかわかんなくなってきたよ…
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mofun(プロフ) - 最近、何十年ぶりかに忍たまの沼にはまりました者です(笑)忍たま関連の作品を探していた時に、あーり様の作品を発見致し、読ませて頂きました。土井先生とのストーリー、すっごく良かったです!マジキュンキュンしました(*´艸`*)次も楽しみにしてますね! (2021年6月6日 22時) (レス) id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - 抹茶オーレさん» 抹茶オーレさんありがとうございます!!忍たまの世界って戦国なのに平和ですよね〜笑これからも、頑張ります!(o^^o) (2018年4月17日 18時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶オーレ - 平和な感じがしてとてつもなく好きです!!更新楽しみに待ってます〜頑張ってください!!( ^ω^ )誤字だらけだったのでかき直しました! (2018年4月15日 17時) (レス) id: 2a846aa862 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶オーレ - 平和なん感じかとてつもなく好きです!更新楽しみに待ってます!!頑張ってください〜 (2018年4月15日 17時) (レス) id: 2a846aa862 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - すべりだいさん» すべりだいさん、ありがとうございます!そんなにほめてもらえるなんて…!!笑 これからももっと土井先生のかわいさを出していきたいと思います!いっぱいニヤけてほしいです!笑(>▽<) (2018年3月24日 23時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーり | 作成日時:2018年3月10日 23時