大広間と地下室で、蝙蝠と。 １ * ページ26
｢いたっ！ちょっと！痛いって！｣
｢黙るんだな、小娘。｣
｢なんだとこの陰湿教師！！｣
｢何か言ったかコラノロマチビ｣
｢あぁん？！！！うるせーデカのっぽお節介！｣
｢お前がうるさいチビ黙れチビ潰すぞチビ｣
｢チビチビ言うなデカ！！！ばぁぁぁぁぁぁあぁかっ！｣
｢馬鹿はどっちだトラブルメーカー｣
｢トラっ？！！ハリーよりマシだもん！！！｣
大広間で言い合い中の通称バカップル。
…いや本当に馬鹿である。
スネイプに悪態をつける者はダンブルドアを除き、Aだけと言っても過言ではない。
あーあ、また始まったよ。と見慣れた光景に口出しはしない他生徒。普段より生徒数が少ないのは、課題組だけが大広間(強制的)に集められたからである。
｢ねぇねぇロン、セドリックってかっこよくない？｣
｢君…本当イケメンに目が無いんだね｣
｢当たり前よ！目の保養が無きゃやってけないっつーの｣
｢はは…そうかい？｣
｢で、ロン。貴方ハーマイオニーとはどうなったの？｣
｢ぶっ？！！？！！！｣
比較的頭は良くないが馬鹿でもない2人はコソコソと話をする。
｢…特に進展は無いけど。｣
｢ふーん？つまんない。いい人見つけた方がいいよ｣
｢何言ってるのさ。君だっていい(のか分からないけど)彼氏さんがいるだろう？｣
｢あれは、なんだ…見慣れたよね。｣
｢…ご愁傷様、A｣
｢え？｣
｢我が麗しきA姫、課題は進んでおられるのですかな？｣
｢げっ｣
猫被りをした鼻につく声がしたと思えば、バンッという音が響いた後頭に鈍痛が走る。
｢いたっ！ちょっと！痛いって！｣
…冒頭になる。
お決まりのコントを一通りやった後、スリザリンの寮監がグリフィンドールに何の用だ！とAが言えば、ドス黒いオーラが更に増していく。
｢スリザリンとグリフィンドールである前に、我らは一線を越えた仲であろう？…そうじゃありませんかな？｣
｢そんな貴方様の今後の学生生活を吾輩心配していますのに、なんですかなその態度は？えぇ？｣
少し大きめの声で淡々と告げられたそれは、周りの生徒の耳に入り顔を赤くする者や黄色い悲鳴をあげる者、ピシッと固まる者まで、多様な被害が及んでいる。
何 を 言 っ て い る ん だ こ い つ は 。
頭より先に身体が動くとはこの事か。
瞬時にAの身体が動く。きっともうこれ以上の記録は出ないだろう
大広間と地下室で、蝙蝠と。 ２ **→←涙の太陽と、吾輩と。 ２
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Lia - ハリポタ本に夢中になり気付いたらここにポートキーしてました最高でした！！！(鼻血)セブルスとの激甘がまた復活しないかと期待しながら… (2022年6月28日 18時) (
レス) @page50 id: 97983dab91 (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話しとても面白かったです。更新楽しみにしています。 (2022年5月23日 1時) (レス) id: eaa010ae17 (このIDを非表示/違反報告)
柳澤 - くるみさん» お待たせ致しました、是非ご覧下さい！！喜んでいただけて嬉しいです！ (2018年4月7日 22時) (レス) id: a9498d7dcc (このIDを非表示/違反報告)
柳澤 - 鈴巴さん» 続編出させていただきました！コメント下さりましたよね？ありがとうございます！ (2018年4月7日 22時) (レス) id: a9498d7dcc (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - うわぁー！続編！！！！！！！！ (2018年4月7日 20時) (レス) id: ac1dcaeefa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳澤 | 作成日時：2018年3月26日 15時
