涙の太陽と、吾輩と。 ２ ページ25
でも、本当の理由はこっちなんです。…ルーピン先生の目に何が映ってるか分かっちゃったんですよね、私。
結論から言うと、私ではない生徒が映ってました。
そして、振り向いて貰える可能性もありません。
っていう事なんです。
はは、悲しいですよね〜なんか。もっと早くに伝えていれば、その目に映るのが私だったのかな、なんて思っちゃったりして。
叶わない恋なんですよ、これは。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
と、語ってくれたMs.ロウェリスの瞳には大粒の涙が溜まっていた。
｢…途中の吾輩の話は、まぁあとで致しますとして。｣
まずはその涙を拭ってやりたいと思った。
｢…辛かったな。A｣
｢教授…ふふ、すみません。ありがとうございます。｣
｢無理に笑わんでも、大丈夫だ。｣
ぎこちなく伸ばした手は、良いのか悪いのか迷いつつも、ブロンドへと伸ばし撫でてみる。
ぴくりと反応したが、目を細めて気持ちよさそうにしているからやって良かったと思う。
泣かれるのは誤算だったが。
そして、こんな小さな身体でこんな辛い思いをしたのかと思うと、やはりあの人狼はホグワーツから消すべき存在だと改めて確信付けられる。
｢…いいんですよ、教授。私なんか放っておいて。｣
｢泣いてる女をそのままに出来るか｣
｢いつものように、冷たくしてよ…｣
｢…無理だ。｣
｢やだ…ルーピン先生を思い出しちゃうから…！｣
だったら…
｢だったら…いっその事吾輩にすれば良い｣
｢……………………え？｣
｢ガキんちょだなんて思わない。子供ではなく、1人の女性として吾輩はAの事を見ている。｣
｢………………教授、いつ、から………？｣
｢…悲しい顔をし始めた時からだ…｣
｢うそ…ごめんなさい、私ｯ、教授の事なんて考えずに自分の気持ちだけをっ…！！！｣
｢大丈夫だ。大丈夫、良いんだそれで。｣
｢吾輩がお前を振り向かせるまで、お前はルーピンを見ていればいい。｣
行動するタイミングに、遅いも早いもない。
行動したもん勝ちなのだ。
．
｢叶わない恋なんてない。吾輩がそれを証明してやる。｣
大広間と地下室で、蝙蝠と。 １ *→←涙の太陽と、吾輩と。 １
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Lia - ハリポタ本に夢中になり気付いたらここにポートキーしてました最高でした！！！(鼻血)セブルスとの激甘がまた復活しないかと期待しながら… (2022年6月28日 18時) (
レス) @page50 id: 97983dab91 (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話しとても面白かったです。更新楽しみにしています。 (2022年5月23日 1時) (レス) id: eaa010ae17 (このIDを非表示/違反報告)
柳澤 - くるみさん» お待たせ致しました、是非ご覧下さい！！喜んでいただけて嬉しいです！ (2018年4月7日 22時) (レス) id: a9498d7dcc (このIDを非表示/違反報告)
柳澤 - 鈴巴さん» 続編出させていただきました！コメント下さりましたよね？ありがとうございます！ (2018年4月7日 22時) (レス) id: a9498d7dcc (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - うわぁー！続編！！！！！！！！ (2018年4月7日 20時) (レス) id: ac1dcaeefa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳澤 | 作成日時：2018年3月26日 15時
