21.恋のライバル ページ21
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角名side
林間学校で無事にAに謝ることができた。
とりあえずずっと気にしていたことがなくなって。
俺はすっきりしていた。
「ねえ。林間学校の時、Aちゃんに何を話したの？」
部活の後、紫に呼び出されて何故かそんなことを聞かれる。
正直に話したほうがいいのか。でも昔の話だし…。
「なんでそんなこと聞くの」
「なんでってっ…告白とかしたんじゃないかって、気になったんだもん」
告白！？そう言えば、好きだという思いを伝えようなんて
考えたこともなかった。
そもそも言える気もしないけど…。
「告白してたらどうしようって…ずっと気になってて…。二人が付き合うのは嫌なの」
「え？なんで？」
「もういい。倫太郎なんて…知らない！」
紫は走って行ってしまった。
何だったんだ？
「お前も結構悪い男やな、角名」
部活が終わったらしい田邊が偶然通りかかって俺に声を掛ける。
「何…。なんで俺が悪い男なんだよ」
「はは！自覚ないみたいやで俺の口からは言わんとくわ！つか、まさかただ鈍感なだけなんか？切れ者みたいな性格してるくせに」
「俺、かなり敏感なほうだと思うけど…少なくとも田邊よりは…」
今日は妙に絡んでくる田邊がちょっと鬱陶しい。
ってか、俺にとっては一応こいつって恋のライバル…ってやつなんだよな。
「俺萌と付き合うことになったんや。お前に自慢しとこと思って」
「ハ！？田邊お前、Aのこと好きなんじゃなかったの？」
小学校の時からずっと、田邊の気持ちには気づいてた。
だから俺、全然鈍感じゃないはずなんだけど。
「そこはわかるんかい…他人の事はわかるのに自分の事は…ってやつか…やっぱスカしとるようで罪な男やわ」
「なんで。諦めたの」
「まあ…Aのことは、ずっと好きやったけど、Aは他の男の事が好きやし、今はそいつと幸せになるとええなって思ってるよ。俺の今好きなんは萌やから」
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茜(プロフ) - すいみ〜さん» ありがとうございます！私ももうちょっと長く書きたいなあーって思っちゃいました。また、続編書ける時が来たら書きたいです。応援してくれてありがとうございました！ (2018年10月29日 18時) (
レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 愛永さん» ありがとうございます！こんなの角名くんじゃない…って思われないか心配でしたが、楽しんでもらえたなら良かったです！続編、頭に浮かんでいるのはこのお話とがらっと雰囲気変えた話なのですが、いつか書きたいです！ (2018年10月29日 18時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
すいみ〜 - もももも、もう終わっちゃうの〜？？素敵な小説を書いてくれてありがとうございました〜！正直、まだ終わってほしくないです〜！！！でも、お疲れ様でした！続きを期待しちゃってます・・・！ (2018年10月29日 17時) (レス) id: a616d0f8f5 (このIDを非表示/違反報告)
愛永(プロフ) - おぉぉ…完結(？)おめでとうございます！凄い感動しました…。続編、もし作者様が書けるのであれば書いて欲しいです…！角名くんの小さい頃のツンデレ感最高でした！ (2018年10月29日 17時) (レス) id: ba4d172ca4 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - すいみ〜さん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2018年10月25日 19時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜
| 作成日時：2018年10月17日 17時
