20.2年半ごしの謝罪 ページ20
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今日は疲れたな。でも、楽しかった…。
倫太郎とも久しぶりに話せたし。
宿舎の部屋で友達皆と話していた。
すると部屋のドアが叩かれる。
「角名くん?紫に用?」
女子の一人が出ると、倫太郎が何故か訪ねてきていた。
夜まで紫ちゃんに会いにくるんかい。
ほんまラブラブやな…。
「違う…Aに…」
倫太郎がそう言ったので全員いっせいに私を見た。
え!?私??
嬉しいけど……何やろう。
「え、告白とか?」
「でも角名くんは紫やろ?」
「え〜修羅場?三角関係?」
皆が小さい声でヒソヒソ話し出す。
いや…これ嬉しいけどめっちゃ気まずい。
紫ちゃんもおるのに…。
「早くして。すぐ済むから」
「ハ、ハイッ!」
倫太郎がめっちゃ不機嫌そうな声になるから慌てて外へ出た。
「ど、どうしたん…?」
「Aに謝りたい」
「え?何を?」
こんな時に女子部屋来て呼び出してまで謝りたいとか
なんかあったっけ?
「初めて会った時……しゃべり方変って言って、ごめん」
「え!?そんなん、覚えてたんや」
「そう言うAも覚えてるじゃん」
しまった。覚えてない振りすればよかったか。
倫太郎も、気にしてたんやな。
けれどそんな昔の、出会ったときのことを覚えていてくれたのが嬉しかったから。
「変なんて…本当は全然思ってなかったよ。恥ずかしくてつい言っちゃっただけなんだ」
「倫太郎が覚えててくれて、なんか嬉しい」
「ホント、ごめんね」
「ええよ今更。でも、そう思っててくれてたならよかった」
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茜(プロフ) - すいみ〜さん» ありがとうございます!私ももうちょっと長く書きたいなあーって思っちゃいました。また、続編書ける時が来たら書きたいです。応援してくれてありがとうございました! (2018年10月29日 18時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 愛永さん» ありがとうございます!こんなの角名くんじゃない…って思われないか心配でしたが、楽しんでもらえたなら良かったです!続編、頭に浮かんでいるのはこのお話とがらっと雰囲気変えた話なのですが、いつか書きたいです! (2018年10月29日 18時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
すいみ〜 - もももも、もう終わっちゃうの〜??素敵な小説を書いてくれてありがとうございました〜!正直、まだ終わってほしくないです〜!!!でも、お疲れ様でした!続きを期待しちゃってます・・・! (2018年10月29日 17時) (レス) id: a616d0f8f5 (このIDを非表示/違反報告)
愛永(プロフ) - おぉぉ…完結(?)おめでとうございます!凄い感動しました…。続編、もし作者様が書けるのであれば書いて欲しいです…!角名くんの小さい頃のツンデレ感最高でした! (2018年10月29日 17時) (レス) id: ba4d172ca4 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - すいみ〜さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2018年10月25日 19時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茜 | 作成日時:2018年10月17日 17時