角名くん角名くん、！続。【角名倫太郎】

推し95。 ページ47

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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ



5限目が始まるチャイムの音。







私は屋上にいる。


角名くんは、来ていない。

おそらく教室に戻ったんだと思う。






『授業、サボっちゃったな、。』


でも仕方ない。この状況で角名くんと顔を合わせるなんて無理。






勢いで告白してしまった、。
あげく、逃げ出してしまった。。

角名くんからしたら迷惑極まりないよな。



どうしよう。
合わせる顔がない。




『なんてこった、。』






｢なにしてるん？｣



ふと、背後から声がして振り返ると


『北さん、！？』


｢結城さんがここに走ってくのが見えてな。｣


なんで、？



『授業は、』

｢3年は選択で俺は午前だけや。｣


『あ、なるほど。』


｢そっちこそ授業は？｣


『あ、えと、。』



真面目な北さんのことだ、。
怒られる。、




｢まぁ、ここ座り。｣

そう言って自分が座った隣を私に促す。


私は北さんの隣に座る。




｢どないしたん？正直に言うてみ。｣



きっとこの人にはどんな言い訳をしてもバレてしまうだろうと思い、

『実は、』



私はさっきあったことを北さんに話した。




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｢なるほどな。そら大変やったな。｣

俺がもっとちゃんと言っておけば、と言う北さん。


『北さんのせいなんかじゃないです、！！

それより、もう角名くんに合わせる顔がない、、』



助けてもらったのにちゃんとお礼も言えず、挙句の果てにいきなり告白なんて。。





角名くん、困ってたなぁ。。






これからどうなるんだろ。。






ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ



そんなことを考えていると授業の終わりのチャイム。

教室戻りたくないな、。




今日はここにいよう。




なんて考えていると、

｢そんなに悩むことないと思うで。｣


『え？どういうことですか？』


｢まぁ、すぐに分かる。｣





ｶﾞﾁｬ


｢A、！｣


『え、！？す、角名くん、、！』


｢ほな、俺はこれで。｣


『あ、北さん、！』


｢あとは2人でごゆっくりな｣




そう言って屋上を後にする北さん。
それと入れ替えでこっちに向かってくる角名くん。



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