推し94。 ページ46
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シャッターの音と共に、聞き覚えのある声。
私の大好きな声。
教室の扉の方を見るとそこにはもちろん
『角名、くん、?』
私の大好きな人がいて。
「間一髪、かな。」
と、叩かれる寸前の私を見て少し安心する角名くん。
やっぱり痛いのは怖かった。
だから、少しだけ祈ってしまった。
誰かが助けに来てくれないか、と。
あわよくば角名くんが来てくれないか、と。
迷惑かけたくないとか言っといてなに思ってんだか。
そして目の前にはその角名くんが。
神様って、本当にいるんだな。
「写真撮りました。あと北さんにも報告しますね。
それから侑と治にも。」
「な、!!」
「それが嫌なら早くここから出てってください。」
と、角名くんが言うと慌てて教室から出ていった先輩方。
「ま、出てっても報告はするけどね。」
空き教室に残された私と角名くん。
「前のほっぺたも、壁にぶつかったんじゃなかったんだね。」
『、、、』
「北さんが助けてくれたんだ。」
『、、うん、。』
「言ってくれれば良かったのに。」
『ごめんね、。みんなに迷惑かけたくなくて、』
「Aらしいね。
今回はケガしなくて良かった。」
『うん、。』
沈黙。
「ごめんね。北さんじゃなくて」
それを破ったのは角名くんの予想外の一言で。
『え、?』
「助けに来たのが俺なんかで、
本当は北さんが良かったと思うけど、」
『え?え?何言ってるの角名くん、?』
「え?だってAが好きなのって北さんでしょ?
だから、俺が来ちゃって申し訳ないって、」
『いやいやいや、ちょっと待って、!!?』
私が北さんのこと好き??
『私、別に北さんのこと好きとかじゃないよ!?』
「え?そうなの?」
『うん、!というかむしろ私が好きなのは角名くんで、』
「え?」
『え?』
え?
.
、、、
や、
やってしまったぁぁぁぁぁあああああ!!!!!
「それって、」
『え、!?いや、あの、これは、ちがっ、!!、
いや、違くないけど!!!あ、えっと、、、!
ごめんなさい!!!!!』
「あ、ちょ、!!A!!!」
私は恥ずかしさのあまり角名くんを置いて教室を抜け出した。
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なまこ。(プロフ) - ピさん» そのように言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年11月22日 22時) (レス) id: 5f15e24d76 (このIDを非表示/違反報告)
ピ(プロフ) - 終始にやけてたし心臓ギュンギュンだった、、、 (2020年11月21日 7時) (レス) id: 750573379c (このIDを非表示/違反報告)
なまこ。(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!!完結になります、!!最後までどうぞよろしくお願いします!!! (2020年8月19日 6時) (レス) id: 5f15e24d76 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 今回もほんっとに面白かったです!!!!忙しいかもしれないけど頑張って下さい!!!! (2020年8月15日 22時) (レス) id: c50f9639f2 (このIDを非表示/違反報告)
なまこ。(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!励みになります! (2020年5月17日 8時) (レス) id: c7c4be0219 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はむ。 | 作成日時:2020年5月8日 14時