Sunshine ～episode２～ (ページ9)

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STORY38 ページ9

☀カズナリ目線☀

マサキが戻ってきた。
四天王のリーダー格的なマサキ。
強さもそれに比例している。

「マサキ、血がっ！」

俺はマサキがケガを負っているのに
気がついた。
ジュンは呆れた表情を浮かべながら、

「ははっ、ケガしてんじゃん。
てかさ、アンタも俺と変わらねぇな。
あいつらにケガを負わせてんじゃん。
ショウ様に合わせる顔がねぇな。」

と言った。
マサキはジュンを睨みつける。

「そこまでだ。」

サトシがやって来た。
マサキとジュンの一触即発を何とか
口で制した。

「今度は俺がやる。」

唐突にサトシが言いだした。

「俺の似ている人間にも会いたい。
カズナリは会ったんだろ？」

「えぇ。ですが、後悔してますよ。
雲で彼らをここに運んでしまいました
からね。」

「戦闘が出来て光栄だけどね。
まぁ、ショウ様を失望させない為にも
俺がやるから。」

サトシが言うとマサキは瞬間移動して
何処かに消えて行ってしまった。

「サトシ、出来んのかよ。」

「ジュン、あまり俺を見くびらないで
欲しいね。俺の戦闘を見た事が無い
から、大口が叩けるみたいだけどさ。
見てるといいよ。」

サトシはそう言うと意味深な笑みを
浮かべて去って行った。
流石はサトシ。
ショウ様のお目付け役に抜擢されるん
ですから。
戦闘能力は超一流ですよ。
そんなサトシの姿を見て、
ジュンは舌打ちしていた。