愛する人は知っている

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『トロイよな。でも俺、そういうヤツがけっこう好きだったりする。』






『だけど俺、そんな奴が、かなり好きだったりする。』






『恥ずかしいくらい、おまえのこと、好き。』







『世界中で1番、おまえが好きだからさ。』







『離れていても、俺、星みたいに、おまえのこと見てる。』







そうやって貴方は何度も私に想いを告げてくれた








私はそれがとても恥ずかしくて、照れくさくて堪らなかった。






でも、やっぱり嬉しくて、私の心はふわふわと宙に浮いているような感じで浮かれてたんだ。









...だけど、結局私は貴方の想いに応えられなかった。









______好きだった。





結婚してもいい、って思えるくらい貴方のことが好きだった。









______怖かった。





私の知らない、貴方の世界を知ることが怖かった。
自分の世界と混ざることに戸惑いを感じた。









私は...









とても臆病だった






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