【ハイキュー】お前ら、普通系女子もナンパはされるんだぞ (ページ42)

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百七十九個ページ42

春高宮城県代表決定戦 2日目

　

体育館の観客席に着けばもう既に和久南の応援団(恐らく誰かの家族)が声を張っていた

　

それを見て翔陽は少し羨ましそうな顔をする

　

なら私もやってやろうじゃないか

喉飴も食ったし大丈夫

　

スゥ……と空気を吸って息を止める

隣に居るやっちゃんは私を見て頭の上にハテナマークを浮かべる

　

『烏野ォォォッ！ガンバァァァ！！』

　
私が大声で叫ぶと烏野の選手達は肩を跳ね上がらせた

しかし私の声だと気づいたのか烏野選手達は此方をみて微笑む

　

アッチよりはショボイかも知れないけどそんなの気にしない

　

「す、スゴいねアイカちゃん…… ！！私も今度やってみようかな！」

　

『そうだね！今度二人でやろっか』

　

やっちゃんは"うん！"と言って笑うとコートに視線を移した

　

　

大地さんと和久南の主将同士が握手をして挨拶を交わす

　

「ちーす」

　

観客席の応援が体育館中に響き渡るなか誰かの声が間近で聞こえた

　

声のした方を見ると嶋田マートの嶋田さんが立って居た

　

「『こんにちは！』」

　

「お一人ですか？」

　
「今日は滝ノ上が仕事。午後なら行けるかもって言ってたけど____」

嶋田さんが事情を話していると再び誰かがやって来た

　

「オォーッテンションアガる！」

　

『あ、こんにちは！』

　

　
私達は冴子さんに挨拶を交わすが嶋田さんは冴子さんを知らないため頭の上にハテナを浮かべていた

　

　
そんな嶋田さんに冴子さんは自己紹介をする

　

「どーも龍之介がいつもお世話になってます！姉の冴子です！」

　

冴子さんはそう言うと"龍～！龍ちゃーん！"と田中さんに手を振る

　

『冴子さん、お久しぶりです！』

　

「おーアイカー！相変わらず可愛いな～！アイカも"さん"じゃなくて"お姉さん"て呼びなさいよ～」

　
そう言うと私に冴子姉さんは抱きつく

　

『オッフッ！く、苦しいです……苦しいですよ冴子姉さん』

　

私が弱った様に言うと"ゴメンゴメン"と言って体を離す

　
冴子姉さんってスタイル良いですよね

　
なんかもう自分の体型を見直して色々と傷付きました