【ハイキュー】お前ら、普通系女子もナンパはされるんだぞ

百五十七個 ページ18

試合が終わり廊下に出る

　

荷物もまとめて後は忘れ物が無いかを見るだけとなった

　

「あっ、アイカちゃん、仁花ちゃん 。私最後に忘れ物無いか見てから行くから先行ってて」

　

『あっ、私行きましょうか ？私も丁度忘れ物有りそうなので』

　

「そっか、じゃあお願い」

　

潔子さんにそう言われて来た道を戻る

　

体育館に戻り、忘れ物は無いか探す

　

すると猫がたくさんプリントされた可愛い風呂敷に包まれた弁当箱を見つけた

　

あれ、たしか翔陽の……

　

持ってってやるかと思い弁当箱を持って忘れ物点検を続ける

　

忘れ物はなかったので皆の元へ急ごうと足を進めるペースを早くする

　

すると前方に居た、恐らく先輩だと思う高校生に話かけられた

　

「ねねっ一人 ？連絡先交換しない ？」

　

　
……



あ、なるほど 。ナンパですか

　

『ゴホンっオフンっ 。んﾞんﾞっんﾞ ！！』

　

いきなり咳払いをし始めた私を不思議に思ったのか高校生は頭の上にハテナを浮かべる

　

そして私はそんな事を気にせず口を開いた

　

　

　
『あのぉ〜、わたしぃ、いまぁ携帯持ってないんですよぉ 。しぃかぁもぉ〜友達を待たせてるのでぇ……』



『早く避けやがれ下さい』

　

最初は声を高くしてぶりっ子風に言っていたのに対し、あとから高くもない自声で言い放った事が可笑しかったのか突然笑いだした高校生達

　

　
あれ、ぶりっ子ってこんなんで良かったっけ

　

「君面白いね ！気に入っちゃった ！番号だけでも教えてよ ！」

　

めげずに番号を欲しがる高校生に私はついつい思ってしまった

　

　
クソ面倒くせぇな、コイツら

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• 金　運: ★☆☆☆☆
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