遺書は書いた？ ページ20
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男「にしてもおかしいっすねえ。なんで地上と連絡が取れないんだろ？」
男「さあな。まさか全員でサボってるんじゃ、」
すっと滑るように、その扉が自動で左右に開く。
かちゃり。
すばるくんが構える二丁のリボルバーが、ロックオンを示した音を鳴らす。
地下から上がってきた男のうち片方が、あ、という表情を浮かべた瞬間、
たった二発だけのしずかな発砲音、
それは的確に相手の急所を貫いて、ドサドサと、二人は膝をついて倒れ込んだ。
横「行け」
・・・なんかもう、あまりのショックでハイ状態に入ってしまったんか頭の中心がふわふわしとる。
壁に飛び散った赤と動かない男の人を横目に
斬り込み隊の亮ちゃんとAさんが先頭に立って
黒陽はその地下へ突入する。
横「ムサシ、大倉は任せたわ」
村「わかった」
俺のそばには村上さんがついてくれて、その手に導かれるがままとにかくみんなの背中を追って走る。
がらんとして広い廊下。
薄暗くて、空気が冷たい。
前方で、侵入者だ！と鋭い声が上がった。
―じゃなきゃ、やられるのはコッチや―
血や死のにおいや、腕に残る肉を斬った感触を無理やり目の前から追い払って、その言葉だけを何度も何度も心ん中でくりかえす。
安『前から一気に押し寄せてるよ〜〜。
刀が見える、破魔ノ民かも。警戒して』
錦「行くでエル」
「うん」
うっすらと見える多数の人影。
亮ちゃんが助走をつけて、それこそうさぎの如く地面を蹴って飛び跳ねた。
その下を駆け抜けるようにAさんが加速する。
キイン！と武器がぶつかり合う音がして、
「おはよう。遺書は書いた？」
男「ッ・・・！！ 貴様っ」
その双剣がたった二本で数人の武器を絡めとり、まるでバレエのように軽やかなターンを踏んで、相手をひといきに切り裂いた。
男「おい、全員注意しろ！あの戦闘服は・・・」
錦「おつかれさんっ！！」
亮ちゃんは着地と同時に、指示を出しかけたその男の頭を蹴り飛ばして、ついでに近くに居た数人に向けてピストルを放った。
その背後からべつの敵が迫ってる、と思いきや、マジックみたいに取り出した鎖鎌の分銅を相手の足にかけて、はっ倒してから確実に頭を撃ち抜く。
あっという間に複数人を戦闘不能にして・・・
相手が、恐れるように武器を構えたままじりじりと後退する。
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べに(プロフ) - megumonkeyさん» わ〜〜ありがとうございます！^^ めちゃくちゃ気まぐれになりますが更新していきますね！ (2021年9月27日 15時) (
レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - 続きか読めてとても嬉しいです‼︎ (2021年9月27日 12時) (レス) @page38 id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - 更新ありがとうございます！楽しみに待っていました！！ (2020年10月5日 18時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
べに(プロフ) - ココナッツさん» 戦闘シーンわりと中2クサイけど書いててめっちゃ楽しいです〜〜！！ (2020年8月1日 17時) (レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ぬあああああああ！！！！！（言葉にならない素晴らしさ） (2020年7月25日 15時) (レス) id: 672a09a9f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2020年7月11日 20時
