相愛 ページ13
kn side
昼。食堂に向かう。
扉を開けると、Aはいた。
kn「おつかれ。」
『お疲れ様です。』
いつも通り挨拶をして隣に座る。
ちゃんと話聞いたげて…って、どうしたらええんや…？
身に覚えが無いわけじゃない。
ステラと結婚すんのかって話ならしっかり否定したいんやけど、
的外れなら気まずいし。
ステラが俺にベタベタくっついたりすんのを見ても、
Aはあんま興味なさそうやったしなぁ…
ほいたらやっぱし夫婦関係のことよなぁ…？
一夫多妻制はシンプルにキツい、俺は大先生みたいに博愛主義とかやないし。
『…好きです。陛下。』
そーそー、俺はあわよくばAに好かれられたら……
kn「へッ？」
ん？あれなんや幻聴か…？
なんかAの声で好きって…
『私は、陛下のことが好きです。』
今度は聞き逃さなかった。
確かにAは目の前でそう言った。
kn「ぇ、えっ、なんっ、エッ！？」
『私が、陛下に好きと言われた時、
ありがとうございますと答えたのは、
陛下に嫌われるのが怖かったからだったんです。』
動揺する気持ちを抑え、Aの言葉に耳を傾ける。
『私も好きですと言ってしまえば、陛下の重石になってしまうんじゃないかって…
実際、陛下がステラさんに構うのが嫌だなと思ってしまいました…っ、
最初は愛されなくてもいいと思っていたのに、
今では陛下に愛されたい…、そう、思ってしまうんです…』
Aは終始俯いて、震える声でそう言った。
kn「……ふ笑」
『…陛下…？』
kn「あぁ、すまん笑
なんや、そういうことか…笑」
つい笑みがこぼれて仕方ない。
kn「どうしよ笑、めっちゃ嬉しい…笑」
きょとんとした顔のAの手を握る。
kn「確かに、俺も最初は恋だの愛だのめんどくさいし嫌やなとか思ってたけど
Aならええよ。むしろ、俺はAの愛が欲しい。
ごめんなぁ、気ぃ遣わして。」
Aは安堵したように笑って、良かった、と呟いた。
kn「…ほな、食べよか。」
『そうですね』
お互い少し照れ笑いながら、昼食に手をつけた。
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イデア(プロフ) - ささみさん» ささみさんコメントありがとうございます！リクエスト了解しました！！がんばります！ (2022年9月13日 12時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
ささみ(プロフ) - 初コメ失礼します！大好きな作品でワクワクしながら見させてもらってます！無理せずに頑張ってください！リクエストでコネシマさんとのデートを書いて欲しいです！不器用ながらも頑張るコネシマさんを書いて欲しいです！よろしければお願いします！🙇⤵︎ (2022年9月13日 2時) (レス) @page14 id: 79dd93f2b5 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 檸檬さん» 檸檬さんコメントありがとうございます！ほんとですか！嬉しいです…！！励みになります！ (2022年8月25日 1時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - この作品めっちゃ好きです……無理せずに更新頑張って下さい…！！次回も楽しみです！ (2022年8月25日 0時) (レス) @page4 id: 86629010c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2022年8月18日 2時
