務め ページ15
me side
朝。
オスマンさんが私の部屋を訪れた。
os「ステラさんから伝言。お邪魔しました。って。
昨日の夜にご両親が迎えに来て城から出てったんよ。」
『そうなんですか、』
もう少し、話してみたかったな…なんて。
os「で、ちゃんとシッマに話したんですか？」
『え、あ、はい…』
os「どうでした！？」
少し身を乗り出して聞いてくるオスマンさんに圧されながら、とりあえずティーカップを置く。
『どうって…その、拒絶はされなかったです。
むしろ喜んでくださって……
…私の愛が欲しい、と…』
os「いやーっ！なにそれー！！あいつそういうことも言えんのかw」
オスマンさんは身を捩りながらはしゃいだ。
今思い出しても少し恥ずかしい、あったまった頬を冷ますように手で仰ぐ。
os「いやぁ、でも良かった。ようやく二人同じ位置に立てたんやな」
『オスマンさんのおかげです。ありがとうございます。』
os「いやいや。ところで建国記念日のことなんですけど…」
そうだ本題はこのことだった。
『朝の10時に教会でお祈り、
そのままお昼まで国民の皆さんの謁見を受けて、
1度城に帰って昼食をとったあと、
広場のステージで陛下の祝辞、
馬車に乗って城下を一周して城に帰って終了ということでしょうか。』
os「そうそう。結構ハードだけど頑張ってくださいね。
護衛にはシッマ選りすぐりの兵士をつけるからそこは安心してもろて。」
『はい、』
os「緊張します？」
オスマンさんが優しくそう聞いてきた。
『えぇ、少し。』
os「王妃として国民とこんなにガッツリ絡むのは初めてですもんね。」
『ちゃんと、務めを果たせれば良いのですが…』
os「王妃としての義務も大切ですが、建国記念日はお祭りです。
いつもとはひと味違う特別な日を楽しんでください。」
オスマンさんは紅茶を飲み干し、ご馳走様でした。と言って仕事に戻っていった。
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イデア(プロフ) - ささみさん» ささみさんコメントありがとうございます！リクエスト了解しました！！がんばります！ (2022年9月13日 12時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
ささみ(プロフ) - 初コメ失礼します！大好きな作品でワクワクしながら見させてもらってます！無理せずに頑張ってください！リクエストでコネシマさんとのデートを書いて欲しいです！不器用ながらも頑張るコネシマさんを書いて欲しいです！よろしければお願いします！🙇⤵︎ (2022年9月13日 2時) (レス) @page14 id: 79dd93f2b5 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 檸檬さん» 檸檬さんコメントありがとうございます！ほんとですか！嬉しいです…！！励みになります！ (2022年8月25日 1時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - この作品めっちゃ好きです……無理せずに更新頑張って下さい…！！次回も楽しみです！ (2022年8月25日 0時) (レス) @page4 id: 86629010c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2022年8月18日 2時
