毒占欲【d！】

あーくんさんリクエスト　トントン、現パロ ページ20

「ねー、とんちゃん」

「んー、どうしたA？」

「とんちゃん今幸せ？」

「お前と居られるんや！幸せに決まっとるやろ！…オレと居てAは幸せなん？」

「幸せだよ！」

嘘

嘘に決まってるでしょ

こんな貴方と二人きりの密室に居て何の価値があるって言うのよ

「じゃ、仕事行ってくるわ！いい子にしてるんやで！」

「うんっ…」

そう言って頭を撫でられる。

あぁ、ヘドが出る

「…あの優しい彼は何処に行ったのだろう」

一年前、私とトンちゃんは愛しい仲だった。

あの頃、優しかったトンちゃんは皆にモテていて私は嫉妬の嵐。
トントンはそんな私を守ってくれていた。

「大好きや、お前をもう離したくない…なぁ、A、オレのモノになってくれ」

なんて言われた日は涙が止まらなかった。

あのときはただの告白だと思った。









でもアレは、ただの私を閉じ込める為の契約、だった。


「あれはトントンじゃない。あんなのトントンじゃない」

別人のようになってしまった彼を私は信じられない。

・


・


・

「ただいま！今日仕事が遅くなってしもた、Aー！…A？」

「あぁ、トントン、お帰りなさい」

「いい子にしとったか？」

「うん、」

「…ねぇ、トンちゃん、」

「んー？なんや？」

「私ね、今とっても"不"幸せ。だからね、









もう…終わりにしよう？」

そう言ってベランダから飛び降りる。


あ、雨だ。

生暖かい、優しい雨、だなぁ、…

「さよう、なら…愛し、てるわ…ト、ントン…」


彼女が愛していたのは"偽物"か"本物"か




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はい、どうだったでしょうか？

意味わからない方のために解説です！

まず、Aさんはトンちゃんを愛していました。

わかります？トントンととんちゃんにわけてるの

そこを意識して読むと、彼女は優しいとんちゃんよりも、ヤンデレトントンを愛している事がわかります！



…これヤンデレなのかな

あーくん様、ダメだったら作り直しますっ！

新作出来ました！良ければ見てくださいッ！→←首輪が１５こ

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