No.40 好きな人の好きな人 ページ40
ヒカルside
待ち合わせは10時の駅前
｢速く来すぎたか…｣
いまの時刻は9時45分
それにしても人が多い
土曜日にもなるとここまで人が多くなるのか
｢あ!ヒカルさん!!｣
その人混みからAちゃんの声がした
｢どこ？｣
｢ここです！｣
声が聞こえるってことは遠くないはず
｢あ、おった｣
｢気づくの遅すぎですよ!!｣
横を見るとAちゃんがいた
｢小さくて見えなかったわ｣
｢皆が高すぎるんですよ!｣
いつもと変わらないAちゃん
何だ元気やん
｢今日はどこへ？｣
｢どこやと思う？｣
｢んー、カフェとかですか？｣
｢それもいいけど｣
俺はAちゃんの手を引いた
｢公園？｣
｢そう、悩み聞こうと思って｣
少し歩けば小さな公園
本当に小さいけどなぜか都市部にいることを忘れさせてくれる公園だった
｢ええ!!ヒカルさん知ってました?!｣
俺とAちゃんがベンチに腰をかけた
｢そりゃあ
で、悩みはなんや？｣
Aちゃんは考えるように空を見た
｢恋煩い…なんちゃって｣
Aちゃんは少し笑った
その瞳を見る限り嘘では無いらしい
｢ふーん
Aちゃんが恋ねー｣
｢ヒカルさん、信じてないですよね！？｣
｢ううん、信じてる
誰なん？好きな人は｣
するとAちゃんは頬を赤らめて下を向いた
｢…マホトくん｣
｢そっか
俺にはその悩み、解決できへんわ｣
｢話し聞いてくれて楽になった
これは解決も同然だよ！｣
Aちゃんはいつもの笑顔で笑った
俺にしたらいいのに
そんな薄情な言葉が俺の脳裏を横切った
｢っ…｣
でもその言葉は止めた
｢どうしたの？
ヒカルさん？｣
｢俺、Aちゃんのこと応援できへんわ
ごめんな｣
まだ君のことが諦められてないらしい
素直に応援できない
結ばれたらいいね
とか微塵も思えない
｢え？
応援だなんて私そんなこと望んでなかったので全然大丈夫ですよ！
なんかヒカルさんに話したらスッキリしました｣
そこに1人の男が俺らの方に向かってくる
これは幸運なのか不幸なのか
｢マホトくん?!｣
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なの(プロフ) - 芹ちーさん» ありがとうございます！！これから夏休みで毎日一日中部活なので更新頻度落ちますが宜しくお願いします！！ (2017年8月1日 23時) (
レス) id: 170cdda07e (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - あやのさん» いえいえ！こちらこそありがとうございます！！ (2017年8月1日 23時) (レス) id: 170cdda07e (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - なあさん» ごめんなさい！！ヒカルさん落ちの番外は難しそうです…ですが！ヒカルさん落ちの小説つくるかもしれないのでその時は是非宜しくお願いします！！アカウント変えたので主にこっちかな？ (2017年8月1日 23時) (レス) id: 170cdda07e (このIDを非表示/違反報告)
芹ちー - マホトくんオチ嬉しいです！更新応援してます！ (2017年7月21日 0時) (レス) id: c9538b7bda (このIDを非表示/違反報告)
あやの - 嬉しいです！！ありがとうございます(T_T) (2017年7月4日 23時) (レス) id: fa8761fcb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽかごろん* x他1人 | 作成日時：2017年5月25日 21時
