22.悠久 ページ23
Asaid
「健気に妹君の後を追って頂きましょうか」
すると谷崎くんは樋口さんの方を向いた
何時もの優しい谷崎くんじゃない
私は正直怖かった
「あ？
チンピラ如きが＿＿
ナオミを傷つけたね？」
「あっ！」
「『細雪』」
周りに綺麗な雪が舞った
「敦くん
Aちゃんを連れて奥に避難するンだ」
谷崎くんは見た事のない程の殺気に溢れていた
「こいつはボクが＿＿
殺 す」
それと同時に樋口さんは銃を連射した
でも、谷崎くんには中らないみたい
「死んで終え＿＿！」
樋口さんの背後についた谷崎くんは樋口さんの首を絞めた
このままだと樋口さんが死んじゃう
谷崎くんが＿＿人を殺めてしまう
「谷崎くん！」
でも、どんなに声を張っても私の声は届かないみたいで
谷崎くんの首を絞める手は強まるばかり
「駄目…」
すると、遠くから誰かの咳き込む音がした
その音は谷崎くんを一瞬にして倒した
「若しかして…！」
否、その人は、か
後ろに見えた姿に私は遠い記憶と照らし合わせた
私の『仲間』であった其の姿を
「龍之介君＿」
紛れも無くその姿は龍之介君のもの
「死をおそれよ
殺しをおそれよ
死を望む者」
「等しく死に望まるが故に＿」
龍之介君は咳き込んだ
「久しいな＿A
その節は随分と愉しませてもらった」
私は龍之介君と目が合った
「Aちゃん？！」
敦くんの声が遠くに聞こえる
この瞬間、私の意識は途絶えた
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中二病メープル - 太宰さんツンデレ？好きな女の子には嫌がらせしたい的な。すっごく面白いです！ (12月3日 9時) (
レス) @page36 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 凄く面白かったです！これからも、更新楽しみにしてます！頑張ってください(*^-^) (2018年3月26日 16時) (レス) id: fb750e4c11 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 響華さん» あ！！お恥ずかしい…笑ありがとうございます！ (2018年3月3日 21時) (レス) id: 170cdda07e (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - ウンディーネさん» ファンですか……？！こんな駄作に…ありがとうございます！頑張りますっっ！！ (2018年3月3日 21時) (レス) id: 170cdda07e (このIDを非表示/違反報告)
響華 - said×→side○ (2018年2月12日 18時) (レス) id: 86c88d0ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2017年11月2日 19時
