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3.虚言癖じゃない ページ3

Aside






私の手から離れたリード



クマはどこ目指してか
一直線に走っていった




「あれ、湊じゃん」




「ほんとだ、湊だ」




クマが向かった先に見えたのは湊こと鳴宮湊だった




「朝から乾布摩擦とか…尊敬」




「いや、あれは乾布摩擦じゃないと思うけど」




クマに続いて、私達も湊の元に向かう




「おはようございます、おじさ…」



乾布摩擦(?)で濡れている湊にタオルを差し出した静弥




「おはよう、湊」




「静弥、なんで…
それにAも」





「やっほー」




私は静弥の背中から顔を出した




「父は今日、風邪気味で散歩は休み
それで僕が散歩を買ってでたって訳」




「…ご苦労さま
…それでAは?」



静弥から私へと目先を変えた湊





私が来た理由…
これといった理由はないな





「ん…静弥と早朝デートかな?」




湊は少し驚きつつ静弥を見た





「湊、もしかして正気にしてる?」



Aもくだらない嘘つかない



と静弥に睨まれた





「湊は相変わらず素直だね」




私は湊を見てそう言った




「Aの虚言癖も相変わらずだな」




湊は呆れた様子でひとつ溜息をつく




虚言癖だって
酷いなあ

可愛い嘘なのに





「髪の毛、濡れてるけど大丈夫?
晴れの入学式に風邪ひいちゃ、まずいんじゃない?」




静弥から差し出されたタオルを受け取ることなく湊は自分のシャツで顔を拭った




「てか、入学式なのは静弥も一緒じゃないか」




「知ってたんだ」



ちらりと見えたお腹の傷が痛々しい




「私、髪拭いてあげるよ」




私は髪を拭いてあげようと湊の後ろにまわった




「いいよ、別に」





「滅多にないAからの提言を断るなんて勿体ない」





「なんだよ、それ」





湊はそう言うと心做しか少し顔を赤くしながら静弥から目線を外した



てか、滅多にない提言って私そんな風に見られてるの?





「そういえば、Aはどこなんだ?高校」




「ん…?私?」

4.華の→←2.幼馴染=?



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設定タグ:ツルネ , 風舞高校 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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雪見(プロフ) - とても面白いです!!更新頑張ってください!!! (2018年12月31日 0時) (レス) id: 27975a6d3f (このIDを非表示/違反報告)
ひなか。(プロフ) - ゆりあさん» コメントありがとうございます!!静弥君いいですよね!十話号泣でしたもんwでも、みんないいので推し定まらないです…笑更新頑張ろうと思います!ありがとうございます ´ω` ) (2018年12月27日 2時) (レス) id: 170cdda07e (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - コメント失礼いたします!静弥君いいですよね!私は箱推し寄りの静弥、本村部長推しです!!作品の更新頑張って下さい! (2018年12月24日 17時) (レス) id: d2747e2ebf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなか。 | 作成日時:2018年12月23日 18時

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