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翔「てかホテルのプール見た?」
風「見た!夜はプール決定だな」
美「あー飲みてぇ」
エ「夜いっちゃう?」
ジェ「あそこで酒飲めるかな?」
樹「後で確認しよ」
リ「ナイトプールで飲むお酒最高じゃん」
ユ「うわー楽しみ!」
そんな会話を耳にしてみゅうさんと同い年だったらよかったなぁ、なんて考える。こんなこと考えるのも初めてだ。普段は年下の特権を使いまくって甘やかして貰ってるから年下で良かったと思う方が多いのに。
ムッとしちゃいそうになるのを抑えてため息を零すと隣にいた紫耀が私の顔を覗き込んで「大丈夫?」と笑って私の顔の前でパン!手を叩いた。
「うわ、なに?(笑)」
紫「ぼーっとしてんなよ?」
「してないよ(笑)」
紫「ほら、戻るぞ」
宮「ハルさん!俺ら先に戻って遊んできます!」
ハ「うん、気をつけて遊んでね」
宮「はい!」
樹「小学生かお前ら(笑)」
慎「じゃあね!」
いつまでも座ってる私に慎ちゃんが「行くよ行くよ」と背中を押してくるから立ち上がると「浮き輪忘れんなよ?(笑)」と紫耀が口にして微笑む。
「海入んないってば」
宮「大丈夫!俺らいるから!」
サ「(笑)」
顕「サクラ、日焼け止め貸して」
玄「あ、俺にも貸して」
サ「いいよ」
謙さんがわちゃわちゃとその場を出て行く私たちを見つめて「仲良しだね」と笑うからそれに笑顔を返すと、奥にいたみゅうさんがなんとも言えない顔でじっと私を見てた。
「・・・、」
紫「A?」
「あっ、うん」
サンダルを足に通して彼らを追いかけるけど・・・みゅうさんが気になって仕方なった。
暫くまたみんなで遊んでて「もっとこっち来いよ!」と慎ちゃんが大きな声を出すけど太ももに浸かるくらいの場所でもう胸まで使ってる慎ちゃんを見つめて首を横に振る。
慎「つまんねーな!」
紫「・・・怖い?」
「ううん」
紫「一緒に行ってあげるよ」
「・・・、」
はい、って腕を差し出してくる紫耀。
彼の顔を見つめると、「ほら、おいで」と微笑む。
紫耀の肩越しに浮き輪を付けた玄樹がちゃかちゃんに引っ張られて顕嵐とサクラちゃんが楽しそうに笑って慎ちゃんがそこに飛び込んでみんながキャッキャするのが見える。・・・楽しそう。私もあっちに行きたい。
そう思って頷いて紫耀に助けて貰おうと腕を伸ばしたら、私の指先が彼に触れる前に「A!」と呼ばれた。
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作者名:愛美 | 作成日時:2020年9月8日 23時