**145 廉side ページ6
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「…っ、A…」
驚きすぎて今の俺は間違いなく
間抜けな顔をしているだろう。
「つ、伝わったっ…?」
首を傾げながら恥ずかしさからか
頬を真っ赤に染めたAがそう聞いてくる。
……っ、なに可愛いことしてくれてんのっ…?
「…すっげー伝わった」
「れ、んぅっ…」
もう我慢の限界。
可愛い唇を俺ので塞ぐ。
最近…というか、Aと付き合い始めて気づいた。
俺はキス魔らしい。
何度も何度も角度を変え、強弱を付けて押し付ける。
されるがままのAが可愛すぎて
ブレーキが壊れてしまったようだ。
「なあ…」
「んっ…?」
キスの合間に漏れる声が俺の理性を壊していく。
「深いの、してもええ?」
そう聞けばAは顔を真っ赤にして
首を縦に振った。
あー、可愛いなマジで。
「Aは俺を受け入れるだけでええよ」
そう言ってAの唇に
もう一度自分の唇を重ねる。
舌も歯も小っちゃいな。
1つ1つ確認するように俺はそのキスに溺れた。
どうすればいいか分からないのか
されるがままのAの姿がたまらなく可愛い。
口が開いてしまっているので
今までのように声が抑えられていないのだろう。
Aから漏れる甘いそれは
身体の奥に響くような甘美なものだった。
やっば…止まんね…。
気持ちよすぎて自分の暴走を止められない。
あー、誰か止めてくれ。
息の仕方が分からないのか苦しそうなA。
その姿にさえ興奮してしまって
もうどうしようもなかった。
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作者名:なっちゃん | 作成日時:2020年8月14日 21時