＊*154 ページ15
.
結局
何もわからないまま当日になってしまったけれど…
春ちゃんがあんなこと言うから
変なことばっかり考えちゃう…。
｢A、先にディナー行く？それとも風呂行く？｣
｢え、えっと、ご飯食べたいっ｣
｢ん、じゃあ行こっか｣
廉くんは笑って私の手を握った。
ディナーはとても美味しくて
さすが人気なだけあるね、なんて廉くんと笑った。
お腹もいっぱいになり
そのままお風呂の温泉に行った。
私は温泉が大好きなので
1時間くらい堪能して部屋に戻る。
既に戻っていた廉くんがホテルにあった雑誌を
読みながらソファに座っていた。
｢お待たせっ｣
｢長かったな。逆上せてない？｣
｢うん！私温泉大好きなの…っ！広かったね｣
｢そうなんや。
朝になったら男女風呂変わるらしいし
朝もう1回入る？｣
私はもちろん頷いて廉くんの隣に座る。
｢A、髪濡れてる｣
廉くんはそう言って私を自分の前に座らせた。
首に巻いていたタオルで髪を拭いてくれる。
気持ちいい…。
廉くんの手が気持ちよくて頬を擦りつけた。
｢あんま可愛いことせんといて｣
｢きゃっ、｣
突然首筋にキスをされて
不意打ちだったので身体が震えた。
そのま私の髪に廉くんが顔を埋める。
｢シャンプーいつもと違うはずなのに
Aの匂いする…｣
わ、私の匂いってどんなだろう…？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1612人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なっちゃん
| 作成日時：2020年8月14日 21時
