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8話 ▽ミルキーホワイトの茶会 ページ9

新一side


まだ捕まっていなかったコードネーム持ち2人と公安が対峙した。

そんな噂が耳に入ったのは、その出来事が終わってしばらく後のことだった。


え、なにそれ俺聞いてない。

まず思った率直な感想はそれだ。

まじで聞いてない。捕まってないコードネーム持ちがいることは知ってたが、それと対峙したなんて。


降谷さんは、元に戻った俺がこれ以上組織と関わることを良しとしていないのだ。

「後始末は僕達の仕事だ。君はこれからは、こんな世界と関わる必要はない」

そう言われてからは、組織の情報はほとんど俺に回ってこなくなった。


降谷さんの言ってることはよくわかる。

俺のことを思って言ってくれているのもわかっている。


でも!だとしてもだ!それくらいは教えてくれても良かったんじゃないか!?

なんて思ってしまうのは当然のことだろう。

公安が戦って、その後どうなったのかの情報は
手に入らなかった。


だったら公安のお偉いさんに直接聞いてやる。

バーボンで安室透だった降谷零に聞いてやる。

そう思うのに1日もかからなかった。

次の日には降谷さんに電話を入れた。



「うげっ」


要件を伝えた瞬間に聞こえてきた声は、明らかに「面倒な奴にバレた」と言いたげだった。

失礼な。こうなったら意地でも聞き出してやる。


「詳しい話、聞かせてもらいますよ」

「こっちは何も問題ないよ。
もう逃げてるコードネーム持ちはいない。安心してくれ」

「まさかそれだけで終わらせようとか思ってます!?」

「君、本当に首突っ込んでくるの好きだよね」


ため息混じりに言われた。

いや首突っ込むもなにも割と当事者だし。

組織への突入作戦考えたの俺だし。


その後、長電話の末になんとか押し切って話を聞く約束を取り付けた。

じゃあ明後日には工藤邸に行くから、という言葉と共に通話が切れる。

明後日は両親二人とも留守なのが残念だな、と思いながら電話を置いた。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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立夏(プロフ) - 利茄さん» ありがとうございます! (2020年4月23日 0時) (レス) id: 4a977019e9 (このIDを非表示/違反報告)
利茄 - 面白い! 青井と犬子は、吹きましたww もう、最高ぉーーーー! もし、よかったら、私のも、読んで 下さい! (まだ、完成してないけど) www (2020年4月22日 0時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
立夏(プロフ) - りーぬ@天使が尊いさん» ありがとうございます!!犬井犬子のくだりの時はたまたまポアロの近くを歩いてただけなので行ってないですよ〜! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 4a977019e9 (このIDを非表示/違反報告)
りーぬ@天使が尊い(プロフ) - すっっっっっっっごくおもしろかったです!!!!!31話で主人公ちゃんがポアロに行ったことないって言ってるんですけど犬井犬子のくだりのときに行ってませんでしたっけ??思違いならすみません(((^^;) (2020年4月8日 16時) (レス) id: 181f09b6df (このIDを非表示/違反報告)
立夏(プロフ) - 立冬さん» お前wwwwありがとうございます!!!ww (2019年2月6日 17時) (レス) id: 4a977019e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:立夏 | 作成日時:2018年8月8日 22時

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