第17話 ページ17
『ねえ、A』
『体術のレベルが上がっても、呪力が無いって、つらいよね』
『その苦しみ、すぐ解放してあげるからね』
『…っは！！！！！！ゆ、夢か…』
なんだろう、私に似ている人が、私に何か言っていたけど、内容まで聞き取れなかった。
……時計を見ると思いっきり遅刻している時間。
硝子ちゃんから鬼電が入っていて、一応かけ直す。
「A…あんた寝坊したね？｣
『はい、その通りです。夜蛾先生怒ってる？』
「最初はやばかったけど、夏油と五条来てからはあいつらがクッションになってるから、Aは平気だと思うよ〜｣
『ほっ…ラッキー！今から急ぎで向かいます』
「ほーい、待ってるよー」
『やあみんな、遅れました。』
「早すぎん？」
『いや、まじで急いだ。5分で支度して1分で着いた。』
人間は窮地に立たされると力を発揮するらしい。やるじゃん私。
「じゃ、今日も特訓するか？」
『え、今日もいいの？』
「今日は夜しか任務ないから平気。それまでなら余裕〜」
五条くんはまた特訓に付き合ってくれるみたいだ。
うーん、なんとも優しい。
神様はこの人にどれだけ最強要素を足せば気が済むのだろう。
「…うん、体術はこの間で十分身についた。これなら2級呪霊ならそれだけで少しは苦労するとは思うけど、確実に祓える実力だと思う。」
「さらに上を目指すなら、体術のレベルをもっと上げるか、呪具に呪力を乗せられるようにするかだね。｣
『そう…だよねー。でも、呪力が無いんでしょ？私』
「あぁ。今も呪力は無いね。だから、体術をひたすらに伸ばす方が得策ではある…と思うんだけど、」
『けど？』
「いや、なんでもない。前回上手くいったからって調子乗んなよ？」
五条くんは私に向かって攻撃を繰り返す。
後ろに吹っ飛ばされるけど、全然耐えられる。
今まで五条くんは私に攻撃してこなかったから、五条くんの行動パターンが読めなくて全然前に出れない。
「おいおい、こんなんで息上がってたら強くなんねーよ？」
『はぁ…っ、はぁ…
もちろん、まだまだやるよ！引き続きよろしくお願いします！』
「ふっ、いい返事じゃん」
私は五条くんに悟られないよう呪力を呪具に乗せていく。
ダジャレっぽくなっちゃった。
今日はなんだか呪力が乗るような気がした。
「…！？ハハッ、マジかよ」
私は、今までで1番強い呪力が捻出できた。
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今川焼 - とっても面白かったです！更新頑張ってください！！ (3月12日 20時) (
レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - 無名さん» うおおおおおおおおおおおおおおおコメント気づかなくて返信遅くなりました😭😭😭私も書いててニヤニヤしてます笑 コメントありがとうございます！凄く嬉しいです☺️💕 (3月9日 1時) (レス) id: f61a96447d (このIDを非表示/違反報告)
無名 - うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、、、とうといぃ、、、(´；ω；`) (2月8日 20時) (レス) @page20 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - もっちもちもちさん» いえいえっ！！！🥰🥰 (10月12日 18時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - LuNaさん» うわあああ！！！めちゃくちゃ嬉しいです…😢💕コメント励みになります🥺ありがとうございます！！！ (10月12日 8時) (レス) id: 06c3ab9fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちもち | 作成日時：2023年10月5日 18時
