228 不思議なこともあるものだ ページ36
《あ、A！聞いて！》
応答ボタンを押して耳に当てれば端末の向こうでは息を切らしたようにゼェゼェと吐く息と、いいことがあった子供が親に自慢するような活気のある声が聞こえた
「どうしたのお兄ちゃん、落ち着いて」
《落ち着いてなんか居られないよ、実は＿＿＿》
「え」
それはなかなかに耳を疑う言葉だった
お兄ちゃん曰く、“オールマイトの元サイドキックの下で通形先輩がインターンしていて、そのインターン先をお兄ちゃんと私に紹介してくれる事になった”とのこと
「…え、なんで私もなの？」
《僕がオールマイトと頼みに行ったらAにも目をつけてたから連れてきて欲しいって、だから明日僕と先輩踏まえたで話したいらしいんだ》
「な、なるほど…」
多分先輩はもともとお兄ちゃんにも目をつけていたのだろうけど、A組対先輩で戦った時それなりに私も注目されてしまってはいたのでまぁ客観的にみればそこまで辻褄の合わないことでは無い。
だがやっぱりビッグスリーの1人に目をつけられたというのはにわかに信じ難いことだ
《だから明日、仮眠室に昼休みお願い》
「わかった、昼ごはんのあとに向かうね」
《ありがとう、じゃあおやすみ！》
「うん、おやすみ」
また鷹見さんの時とおなじようにブチりという音で通話が切れた
…スーツとか持ってった方がいいのかな、明日
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もずくっち - おもしろいです！！毎回楽しみに待ってます！！ 頑張ってください (2022年10月4日 20時) (
レス) @page41 id: ff189cf6af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2022年8月22日 0時
