最終話 ページ45
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一体どれくらいこうして2人で、並んで座ってるだろう。
無言でも2人の間に気まずい空気なんて流れたりしない。
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『飽きないね』
リ「あぁ」
『ねぇねぇあれはなんだと思う？』
リ「さぁ？」
『じゃあこれは！』
リ『さぁな』
『ふふ。あたしたちの知らないものばかりね』
リ「これから知ればいい」
『うん！』
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ーーーーーーザザァァァァ‥‥
2人の前には海が広がる。
少し赤らみ始めた空に透き通る青い水、吹く風は独特な匂いがする。
これがきっと海の匂い。
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『ねぇリヴァイ？‥‥ありがとね‥』
リ「なんのことだ」
『ここまで生きてこれたこと』
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そう。あれから何度も巨人と戦ってきた。
簡単にはいかない奇行種や人が関わる巨人がいて何度も命を落としそうになるのもリヴァイに助けてもらった。
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『それから海、連れてきて、見せてくれて。
ーーーーー約束果たしてくれて』
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小さい頃にした約束をあたしは今も覚えてる。
リヴァイが覚えてなくたって、あたしは覚えてるんだ。
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リ「それならお前こそ、約束を果たしてくれただろう」
え？
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リ「俺のものになってくれただろ」
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恥ずかしいのかあたしとは反対側に顔を向けていう。
この人を本当に愛しく思う。
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そう、私たちは結婚した。
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リ「それから、俺はまだ約束を果たしたわけじゃない。俺はお前を一生守るって言ったんだ。
まだお前も俺も人生終わったわけじゃねぇ」
リヴァイは約束を完璧に覚えてる。
あたし達はずっと同じ記憶を共有していたんだ。
そのことがとてつもなく嬉しい‥
リ「まあでもお互い2つも約束を果たした。
だからもう一つ約束を増やす」
リヴァイの言うことに予想がつく。
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リ「‥‥海、次は‥‥
‥‥3人で来るぞ‥」
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もう、照れた表情はない。
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『うん。必ずね？』
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リヴァイは黙ってうなずいた。
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あたしは視線を落とし、お腹をなでる。
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私たちの物語はまだまだ終わらない。
あたしと彼が生きている限り。
だから何度も約束を重ねよう？
この子が生まれて、兄弟が生まれて、
私たちがおじいちゃんおばあちゃんになっても
この海に来よう。
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だからリヴァイ、この先も頼みますね？
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ーーーーーー大好き。
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(番外編へ)
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レイナ - 感動もあれば面白さもある最高の作品ですね！！思わず2回一気読みしてしまいました！これからも頑張ってください！応援してます！ (6月19日 19時) (
レス) @page50 id: f74fb03cb7 (このIDを非表示/違反報告)
Kei - 一気読みしてしまいました!!とても惹き込まれて読んでしまいました!!素敵な作品をありがとうございます!! (5月7日 19時) (レス) @page50 id: 5dedc5992d (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 後、展開がはやいって、大体そんなもんですよ？w夢小説は。wそのなかでも私たちを夢の世界に連れってくれるんです。ていうか、思ったとしても、わざわざ言う必要なくないですか？ (2023年3月19日 22時) (レス) id: 486b7313d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 最高すぎます！！！！！！主様天才ですか！！！？？？本編も最高すぎましたけど、最後の番外編の『エルヴィン、その時は盛大に頼む』『あぁ。任せとけ』っていう会話が好きですね笑笑なんか、その光景をハンジさんがニヤニヤしながら眺めてないかなぁとか思いましたね笑 (2023年3月19日 22時) (レス) @page49 id: 486b7313d8 (このIDを非表示/違反報告)
みず - なってった となってた、って同じじゃないですか？ (2020年2月2日 17時) (レス) id: 866d30f642 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2013年6月19日 18時
