第三十四話 ページ35
.
ーーリヴァイsideーー
ハンジがいいてぇことはわかってる。
俺だってあいつと喧嘩してるこの3日間何も考えなかったってわけじゃない。
最初からわからないことばかりだな。
ーーーー
ル「リヴァイさん！わざわさま来ていただいてすみません！」
呼び出しはなれてない。いつもはあいつが手紙を持ってきて俺はそれを読むだけだった。
差し出されたものは丁寧につつまれていた。
‥‥‥マフィン？
なんでまた‥‥
顔をあげると急いで目をそらし走り去るやつがいた。あいつがいったのか。
ミ「ほら、この間のお礼です！食堂で。ご一緒させて頂いたので」
リ「あれくらいでか？これ、作るのは大変だろう？」
ミ「いいえ！私、お菓子作るの趣味なんです！
だからマフィンくらいへっちゃらです///」
.
作るのは大変だろ？
菓子を食えんくせに作るのあいつの姿が浮かぶ。
火傷をしただの手を切っただのわーわー騒いで作ってた。マフィンの時だって絆創膏を手にたくさん貼っていた。
でもその辺の女は簡単にこれをつくるのか。
そんなことを思ってた。
夕飯を食いに行った時だって次の日は休みだったはずだ。なのに早ぇとか言い出すし。
あいつは俺とルミをくっつけたいのか。
一番驚いたのは俺の部屋の前でだ。
‥‥‥Aさんがリヴァイさんを好きでいても！！
おい、それはないだろう。
だれがぎゃーぎゃーと‥‥
ーーーガチャ
『だから大事な書類なんだってば！！そんなくだらない理由で渡せないの！！』
‥‥‥A
気が動転しそうになる。
あいつは滅多に怒鳴ったりしない。
Aが俺に書類を投げつける。
大事な書類なんだろうが。
わけわかんねぇ。
.
リ「おい！なんだよ！」
.
『離せチビ！！』
ル「リヴァイさん！‥‥‥行かないでください」
なんだよどいつもこいつも‥‥
俺は‥‥
リ「悪い‥‥あいつを止められるのは俺しかいない」
俺しかいねぇんだよ。
なのにあいつはあのガキがいいのかよ。
ーーーーー
ハンジがいいてぇことは、わかってる。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1298人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイナ - 感動もあれば面白さもある最高の作品ですね！！思わず2回一気読みしてしまいました！これからも頑張ってください！応援してます！ (6月19日 19時) (
レス) @page50 id: f74fb03cb7 (このIDを非表示/違反報告)
Kei - 一気読みしてしまいました!!とても惹き込まれて読んでしまいました!!素敵な作品をありがとうございます!! (5月7日 19時) (レス) @page50 id: 5dedc5992d (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 後、展開がはやいって、大体そんなもんですよ？w夢小説は。wそのなかでも私たちを夢の世界に連れってくれるんです。ていうか、思ったとしても、わざわざ言う必要なくないですか？ (2023年3月19日 22時) (レス) id: 486b7313d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 最高すぎます！！！！！！主様天才ですか！！！？？？本編も最高すぎましたけど、最後の番外編の『エルヴィン、その時は盛大に頼む』『あぁ。任せとけ』っていう会話が好きですね笑笑なんか、その光景をハンジさんがニヤニヤしながら眺めてないかなぁとか思いましたね笑 (2023年3月19日 22時) (レス) @page49 id: 486b7313d8 (このIDを非表示/違反報告)
みず - なってった となってた、って同じじゃないですか？ (2020年2月2日 17時) (レス) id: 866d30f642 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すみれ | 作成日時：2013年6月19日 18時
