輩先生と純情びっち【鬼滅の刃】

（23）不死川の後継 ページ24

割とまともな将来の夢があって正直目玉飛び出るかと思った。(大袈裟)


や、そういえば伊黒が中学まではちゃんと将来の夢あったらしいとか言ってたな。


なんで伊黒なんかが聞き出せたのかマジで謎(失礼)





「いいじゃねーか！教師になれば。

そんでもってここで俺らと働こうぜ」


「やだやだ大学行きたくない」


「あの不死川だって教師になれたんだぜ？

あいつの後継目指して頑張れって」





高校時代だいぶ派手なことしてたからなぁ不死川。


俺も人の事言えねーけど顔だけで言ったら不死川の方が物騒だろ。

傷隠せば顔良いくせに。





「まじで就職すんの？頭いいのに勿体ねぇな」


「はやく働いてお金稼いでさっさと結婚して子供作る」


「そんな焦ってるとろくな男捕まえらんねぇぞ」


「もう既にろくでもない男何人かに捕まったし」





そう言いながら綾瀬は鼻歌を歌って筆を滑らせる。


好きなように描けとは言ったけどてきとーすぎんだろこの絵。キャンバス代返せコノヤロウ。






「いやでも不死川でもなれるんだぜ？」


「何回目なのそれ。さねみんに失礼でしょ」





そう言いながら笑ってるアンタもだいぶ失礼だかんな？


もう飽きたのか、筆を置いた綾瀬はスマホを触り出す。






「何。今夜のお相手探し？」


「違いますー！」





揶揄うとすぐムキになるコイツほんとに面白ぇ。




そのちっこい頭に手乗っけて染められた茶髪をクシャクシャっとしてやる。


ほら怒り出した。

何が「せっかく巻いたのに！」だ。うるせぇ。




その時、鳴り響くチャイム音。





「おーいAさん。チャイム鳴ったぞ」


「次英語だから戻るねバイバイ！」


「お目当ては？」


「カナエ先生に決まってるでしょ！

あんな可愛い先生拝まないと損！！」





24時間 365日騒がしい女。綾瀬A。






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