にわかだけど、ヒプマイの世界に転生しました【男主】

何もないのに巻き込んですいません ページ25

思ってたより広くてびっくりしてる俺です。こんなに大きい病院前世でもきた事ないよ？ナースさんの案内で寂雷先生がいる部屋に到着した。心の準備はできたぜ、いざ参る。
寂雷「こんにちは左馬刻君。後ろにいる子が、昨日話していた子かな？」
……やっばい、美人すぎて意識飛んでいたわ。後光が差している。麻天狼は宗教って言われている理由がわかった気がする。
寂雷「初めまして、私は左馬刻くんの友人の神宮寺寂雷です。今日はよろしくね、Aくん。」
『初めまして、よろしくお願いします。』
病院の香りしかしないはずなのにいい香りがするのは何故だ。俺の妄想か？うるさい脳内の声を抑えているうちに違法マイクの件は終わったようだ。特に異常なし、我ながらスゲェよ。あの後バスブロと戦ったのに。次は体の傷跡についての診察、傷を見た寂雷先生は目を見開いたあとそっと目を伏せた。そこまで悲しそうな顔されると謎のプレッシャーと罪悪感が半端ないんすけど。ただの交通事故だよ？悲惨な過去とかないよ？どんな診断結果になるのこれ。

傷を見たあと、寂雷先生は左馬刻さんと2人きりでお話しするために別の部屋に移動したから、部屋は俺とシンの二人きりになった。
『ねぇシン。この傷の診察ってどうなったのかな。場合によっては俺が語った話と矛盾するかもしれんし少し不安なのよ。』
シン「お二人が話している内容からしてその可能性はないですし大丈夫です。」
『聞こえるの？さすが神。』
シン「Aさんも聞こえるようにしますか？」
『全部は流石にあれだから、ざっくりどんな話かってことだけ分かれば大丈夫かな。』
シン「分かりました。要約すると、今まで語った話からAさんの傷跡は、中王区の方々につけられたものということになっているようですね。」
中王区？確かそこって行政とか色々な権力が集まっていて、そこの壁を壊すためにみんなバトルしているって解釈で合ってる？とりあえず謝っとこう、中王区の皆さんごめんなさい。
シン「軽く未来予知しましたが、お話の後左馬刻さんは、しばらくシンジュクに留まる予定のようです。帰るなら黒服の方が送ってくださるようですがどうします？」
『ナチュラルにチートで草。折角のシンジュクだし、スウィーツ巡りでもする？お財布持ってきたし！』
シン「最高じゃないですか！いい感じのお店調べたので行きましょう♪」
この時のシンの表情は、俺が知る限りで1番生き生きしていた。俺もワクワクしてます。

シンジュク巡りー不審者を添えてー→←大丈夫っすよ。寝起きで眠いだけですって

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