にわかだけど、ヒプマイの世界に転生しました【男主】

俺のラップアビリティ ページ12

MTCに保護してもらってから数日が経ち、俺の希望も取り入れた結果、左馬刻さんの息がかかったマンションの一室に住む事になった。電気代などは代わりに払うと言っていたけど流石に申し訳ないので、近くの中華のお店でバイトさせてもらって食費は自分で稼いだ。たまに俺の部屋にMTCが集合してみんなでご飯食べたりどっかに出かけたりしている。今まで経験したことないトラブルもたくさん起きて毎日新鮮でとても楽しい。

あ、そういえば俺のラップアビリティの効果ってどんな感じで発動するんだろう。チンピラ達にやった時は気絶しちゃったし。シンに確認してみるか。念を送るとシンの声が聞こえてきた。
【こんにちは、今回はなんでしょうか。】
『いやさ〜俺のラップアビリティってどんな感じに発動するのかなって、あの時一撃で倒せちゃったから聞きたくて。』
【Aさんのラップアビリティですか？それなら最初にバトルした時に発動していましたよ？】
『マジで？あいつら怯む前に気絶しちゃったけど……』
【きっとあの人たちが勇敢な人だったか、怖いもの知らずな人だったから気絶という形になったのでしょう。Aさんのラップアビリティは、相手の性格によって威力が変わりますから。】
『待って、いまいちよくわからんのだが。』
【具体的に説明すると、Aさんのラップアビリティは“どんなに下手なラップでも、相手が確実に怯むぐらいの威力の衝撃波と攻撃になる”というもので、相手の精神が強ければ強いほど威力は跳ね上がり、怯む前に意識が飛んでしまうことの強力な攻撃になることもあります。】
『チートかよ？！大会に出禁にされるレベルやぞ！』
【ヒプノシスマイクの世界は元の世界に比べて治安が悪そうだったので、軽く強化させていただきました。私としてはもっと強力にしたかったのですが、Aさんのバトルの楽しさが失われる可能性を考えて、このぐらいのアビリティになりました。】
社畜予備軍でもちゃんと神様なんだね……パワーバランスぶっ壊れている。
『成る程……うん、ありがとう、また何かあったら連絡するわ。』
【はい、其れでは、転生ライフを楽しんでください。】

どうやら、俺のラップアビリティがチートの可能性が出てきました。

そういえば……→←いい人すぎて泣きそうなのだが

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