第一話 善逸とアカネ ページ1
___私は目が覚めた。目を開けるとそこには真っ白な天井でなほ、すみ、きよちゃんが涙を浮かべていた。
「ここ、は……」
「蝶屋敷です!」
「アカネさんたちは私達の代わりに遊郭に行ってボロボロの状態でここに来たんです!」
「今アオイちゃんを呼んできますね!思ったより早く目覚めてよかった」
「……」
そうだ…私達は遊郭に行ってぎゅうたろう兄妹と死闘を繰り広げてそれから__
「あかねちゃん!」
「……ぜん、いつ」
か細い声で善逸もよろよろしながら私の手を掴んだ。あとに続きアオいさんも涙を流し私に微笑んだ。
「よかった…本当に。アカネさんも重傷だったんですよ」
話を聞くと善逸達も重傷で善いつはすぐ目覚めたそうだが伊之助やたんじろうはまだ目が覚めない状況らしい。私達が特異すぎるのだ。
「それじゃあしばらくはゆっくり安静にしてくださいね」
「…はい」
「あかねちゃん!!よかったよぉぉぉぉ……!!」
「善逸さんもまだ言えてないんですから休んでください」
「ほら、行きますよ!」
蒼井さんは善いつの句手首を掴み引っ張ると泣きわめきながら渋々言った。あたりを見渡すともう夕方でほどなくして料理が運ばれてきた。私は一人寂しくご飯を食べた。
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作者名:ミミ、みあ@、黒魔霊歌 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年4月14日 21時