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空side
殺人修学旅行は終わり、生徒は全員『卒業』しました。誰も進んで行く状況を止める事が出来ませんでした。皆さんの訴える声、前田さんの河西さんを求める声。私は…何もする事が出来ませんでした
……当然です。あの学級裁判は既に結果が決まっていたのですから。誰が来ても止める事など出来なかったでしょう。だから_______________こうなったのは、私の責任ではありません。私は…何も間違っていません。…絶対に
【修学旅行・１日目】
？？？「…ら。…て、そら…」
…誰でしょう？誰かが私の名前を呼んでいる様な…
？？？「そ…ら。起きてよ、空…」
この声…この声は……
？？？「起きて！空っ！！」
空「！」
私は目を開けます。すると、目の前には…
前田「あ、やっと起きた。大丈夫？空」
空「…？前田、さん…？」
前田「どれだけ疲れてたら、こんな所で寝れるの？ほら、空」
そう言うと、前田さんは私に向かって手を差し伸べます。私は困惑しながらもその手を取って、立ち上がりました
空「…？えっと…」
前田「本当にびっくりしたよ。空を捜してたら、こんな所で倒れてるから、何かあったんじゃないかって思って…」
空「…？ここ、は…？」
前田「？どうしたの？空。もうしかして、寝ぼけてる？僕達は修学旅行に来たんじゃないか」
空「！？修学、旅行…？」
これに、前田さんが口を開こうとすると…
？？？「前田君！空ちゃん！！」
空と前田「！？」
声がした方を振り返ると、そこには…
「遅いよ。何してるの？」
前田「あっ…ごめん、琴宮。実は空が───」
空「A！？どうして…！？」
前田「え？」
「…？A…？えっと、空ちゃん。私の事を名前呼びする様になったの？」
空「え？いえ、その…」
「嬉しいよ！友達なのに『琴宮さん』って、何かよそよそしかったもの。なら、私もこれからは『空』って呼ぼうかな」
空「………。」
何がどうなっているのでしょう？ここは…私は一体何をしていて…？
「…？そ、空？大丈夫？」
空「あ、はい。大丈夫です。それより、その…ここは何処なんですか？」
私と前田「え？」
前田「ど、どうしたの？空。修学旅行だよ。修学旅行」
空「修学旅行…？」
えっと…。何でしょう？確か、修学旅行と聞いて思い当たる言葉があった様な…？
【コロシアイ修学旅行】←
【悪い夢でも見ていたのでしょうか？】
空「！？…そうです。コロシアイ修学旅行…！」
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