野外ステージ ページ49
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それから、Aの妹の件も落ち着きはじめ、A本人も普段となにも変わらなくなり始めた頃。
ﾏﾈ「準備終わったか？」
楽屋へ入ってくるマネージャー。
それに近くにいたメイクスタッフが答える。
ﾒｲｸ「あとはケビンのヘアメイクと、シュアンのメイクだけです」
ﾏﾈ「あれ？スヒョナとAとアジュどこいったんだ？」
そういった瞬間扉が開き、マネージャーは前のめりになって数歩前へ押された。
「なにしてんのマネヒョン」
ﾏﾈ「A！スヒョナ、アジュ！
お前らこそどこに行ってたんだよー」
ｱｼﾞｭ「炭酸飲みたくてさー」
そういってペットボトルを見せる。
「私は缶コーヒー」
ｽﾋｮﾝ「僕は特になにも買ってないよー」
ﾏﾈ「ああ、そう」
今日は野外ステージでのミニライブ。
すでに観客は席に座って待機している。
ｹﾋﾞﾝ「マネヒョン、俺とシュアナ準備終わりました」
そう言いながら寄ってくる二人。
ﾏﾈ「おっし。じゃあもう移動するぞ」
建物から外へ出ると５人の顔は固まった。
ｽﾋｮﾝ「あの、マネヒョン。
雨…………降ってるけど？
雨、降ってるけど？」
二度いった。
ﾏﾈ「知ってるファイティン」
「うわぁ、まじかよ」
ｼｭｱﾝ「え、この中フレンズ待ってるの？」
ｱｼﾞｭ「そうみたい」
ｹﾋﾞﾝ「なんてこった」
野外ステージの裏まで行って待機する。
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バーンッという音と共に下から上がった。
大歓声を受けながら一曲躍り終える。
その時全員察したが、ステージがとても滑りやすい。
ちょっとした緊張感が流れた。
ｹﾋﾞﾝ「とぅーせっ」
「「アンニョンハセヨ！JACK です！よろしくお願いします！」」
いつも通り挨拶し、軽くトークを交わし、カムバックの曲を踊った。
が、ここで雨が先程より強くなり出した。
ｼｭｱﾝ「うわ」
曲の途中にシュアンが片足を滑らせた。
サビへ近づく度に足裁きを重視する振り付けへ替わる。
ということは。
ｽﾋｮﾝ「うわぁっ！？」
ズデーンと間抜けに転んだスヒョン。
「どれほど花が咲こうとも、君が側にいないと僕は色も感じない___」
歌いながらスヒョンの腕を引っ張り助けるA。
スヒョンは膝を打ったのか擦りながら立ち上がる。
Aのあとはスヒョンのパートだったが、仕方ないのでシュアンが代わりに歌っていた。
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