元BTS練習生→現在SM所属【防弾少年団】2 (ページ43)

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作曲ページ43

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粗方話を聞き終え、ベッドの側で妹の手を握りながら顔を伏せる。

現在、意識不明。

後遺症により、右目が見えなくなる可能性が高い。

Aの脳裏には向日葵のような笑顔で笑う妹がいる。

「……見ていてって…言ったのに

目を離さないって…言ったのに

どうして君は、約束を破るの。
こうして側に居るのに。
君はずっと知らないふりで

ねえ、気づいているんでしょう
目を開けて…よ」

口から紡ぐように即興の曲が漏れる。

母親の泣く声がこだました。

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翌日。

空港まで送りに来た母親。

母「A、いきなりすぎて追い付かないのはわかるけど、ちゃんと寝るのよ…。

あの子はきっと、大丈夫だから」

「うん…」

目に隈を作ったAは頷く。

それを見て母親はAを抱き締めた。

「母さん…飛行機、乗るから」

首にかけられた腕を外して母親の目を見る。

「あとは、任せたよ。母さん」

そう言って背を向けた。

飛行機に乗ったAはパソコンを開いた。

カタカタと打ち込み続ける。

韓国へ戻る間、ただひたすらパソコンを打ち続けた。

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ｶﾞﾁｬ

ｹﾋﾞﾝ「！！

A！」

ｽﾋｮﾝ「ちょ、大丈夫！？顔色が…」

「いい、どいて。

作業室、借りる」

そう言ってスヒョンの腕を払い、作業室へ入っていった。