いちばん心配してるのは ページ26
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KB「ったく。結局バンタンにまで迷惑かけちゃったな」
SA「また今度感謝の気持ちも込めて何かしますか?」
「だな」
スヒョンとアジュがいなくなった後、Aは椅子に座り、シュアンとケビンはソファに座り込んだ。
KB「……それにしても。お前なんだかんだいちばん心配してるよな、あいつらのこと」
「なんのこと」
KB「すぐにナムジュナ達に連絡とってくれたし、塩塩って言われてる割には結構優しいよ、お前」
「……さぁ、どうだろね。このままだと他の人にも迷惑かかるし。どうせバンタンなら快く引き受けてくれただろうから…」
SA「今思えばすごく信頼してるよね、ヒョン」
「……まぁな。
てか、夕飯どうする?」
KB「俺もう作るのすらめんどくさい…気力ゼロー」
SA「お爺ちゃんになるよ」
KB「ユンギと一緒にすんな」
「じゃあ出前取ろう。何にしよう…。俺チキンがいい」
SA「ピザ食べたい」
KB「俺も今それ言おうと思った」
SA「……」
KB「ヤァ…なんだその顔」
「はいはい、チキンとピザな」
その後、出前を取り、夕食をとっているとAのカトクが鳴った。
ナムジュンからだった。
ナムジュン何とかなったよ。今泣き疲れて寝ちゃったからホソガのベッドで寝てる。だいぶストレス掛かってたみたい
ホソクの部屋はテヒョンとジミンも同室のはずだ。
うるさくないのだろうかとAは思ったが、クオズはアジュと出掛けているため留守だったことを思い出した。
Aコマウォ。今から迎えに行くよ
ナムジュン気を付けてな
A了解
「スヒョナがバンタンの宿舎で寝ちゃったんだと。
迎えに行ってくるよ」
KB「この時間に一人でか!?」
「ああ、うん」
SA「じゃあ俺も行く」
「OK。
ヒョン、アジュ帰ってくるかもしれないから、ここに居て」
KB「わかった…」
「ん。
シュアナ、いくよ」
椅子から立ち上がり、リビングから出る。
一度部屋に戻ってコートを二着持つと、廊下へでる。
「ハイ」
SA「あ、コマウォ」
袖に腕を通しながら靴を履き、表へ出た。
エレベーターの中でシュアンが口を開く。
SA「そういえば、宿舎ってどう行くの?」
「ノープラン。
ま、タクシー引っ掛けるしかないだろ」
冷めた目でAを見た後、シュアンは「はぁ」とため息をついた。
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