チームとして (少し変えました) ページ23
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翌日。
一言も話さないメンバーを見て、ケビンはため息を吐いた。
MG「おい…これもしかして」
KB「昨日の事完全に引きずってる。
……それに、だいぶこじれた」
そういうと、マネージャーは額に手を当てる。
MG「この忙しい時に…、何やってんだお前ら…」
KB「特に、アジュとシュアンが…」
ケビンは二人に視線を移す。
お互い離れた椅子に座り、スマホを弄っている。
楽屋は今とても静かだ。
MG「ああ、チンチャ…」
KB「昨日話し合いしたんですけど、アジュがシュアナに手を上げちゃって…
Aもキッツイ事言うし…」
MG「本人達で解決するのが手っ取り早いんだけどな…」
ケビンはもう一度ため息を吐いた。
・
KB「A」
「ん?」
KB「仲直り、してくれねぇ?」
そう言うと、Aは眉を潜めた。
「そもそも、喧嘩してるつもりはない。
ただ俺は、あいつらの考えが理解できないし、間違ってるって事を言いたいだけ。
別に怒ってるわけじゃない」
KB「んー、なんとかさ。それを優しく伝えられねぇ?」
「無茶言わないでよヒョン。
今の俺の口から言っても反抗的になって聞かないって」
ごもっともだとケビンも思った。
「ホソギ達とクオズに頼んでみるか」
そう言って尻ポケットからスマホを出す。
KB「よろしく」
「うん、今打ってる」
カトクを送るAを見て、スヒョンの方を見た。
スヒョンも沈んだ様子だ。
KB「スヒョナ…」
SH「ヒョン、わかってるんだよ。ちゃんと頭で理解してる。
でも、僕らのファンは、僕らの姿を、曲を、ダンスを見て、ファンをやめちゃうかもしれない…。
そう思うと、怖いんだ」
KB「大丈夫だって。
正しいやり方で頑張ろう、スヒョナ」
SH「……うん」
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