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「行きましょA」
ハーマイオニーはAの手を引っ張って後ろを向こうとした
「結局Aを連れ回しただけかよ…」ロンが呟いた
なんとハーマイオニーとAが後ろを向くと肖像画がなかった。太った婦人は夜のお出かけでハーマイオニーとAはグリフィンドール塔から締め出されてしまったのだ
「さあ、どうしてくれるの？」
ハーマイオニーはけたたましい声で問い詰めた
「知ったことか」とロンが言った
「僕達はもう行かなきゃ､A､どうせ入れないから一緒に行こう」
廊下の入口にさえたどり着かないうちにハーマイオニーが追いついた
「私も一緒に行くわ」
「ダメ。来るなよ」
「なんでAがOKで私がダメなのか説明してくださる？それにここに突っ立ってフィルチに捕まるのを待ってろっていうの？
4人とも見つかったら私が､フィルチに本当のことをいうわ
私とAはあなた達を止めようとしたって
貴方達私たちの証人になるのよ」
「君、相当の神経してるぜ…」ロンが大声を出した
「シッ。2人とも静かに､なんか聞こえるぞ」
ハリーが短く言った。嗅ぎ回っているような音だ
「ミセス・ノリスか？」
ミセス・ノリスではない。ネビルだった
床に丸まってグッスリと眠っていたが4人が忍び寄るとビクッと目を覚ました
「ああ良かった！見つけてくれて。もう何時間もここにいるんだよ､ベッドに行こうとしたら新しい合言葉を忘れちゃったんだ」
「ネビル､もうちょっと声のボリュームを抑えて､合言葉は『豚の鼻』だけど今太った婦人はいないから役に立たないよ」Aがヒソヒソ声で言った
「悪いけどネビル､僕達はこれから行くところがあるんだ。また後でね」
「そんな置いていかないで！」ネビルは慌てて立ち上がった
「ここに一人でいるのは嫌だよ。『血みどろ男爵』がもう二度もここを通ったんだよ」
ロンは腕時計に目をやりそれからものすごい顔でネビルとハーマイオニーを睨んだ
「もし君たちのせいで僕たちが捕まるようなことになったら､クィレルが言ってた『悪霊の呪い』を覚えて君たちにかけるまでは､僕､絶対に許さないから」
ロンがAを睨んでいない限りAは"君たち"のほうではなく､"僕達"のほうへ入っているのだろう
高窓から月の光が廊下に縞模様を作っていた
その中を五人は素早く移動した
曲がり角に来る度､Aはフィルチかミセス・ノリスに出くわすような気がしてたが､出会わずに済んだのはラッキーだった
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レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出るのも読んでみたいです！ (2022年5月27日 21時) (
レス) @page47 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし - 凄く面白かったです！！続き楽しみにしています(^^)更新頑張って下さい！！！ (2022年5月7日 18時) (レス) @page21 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!主さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月15日 3時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月31日 22時) (レス) @page20 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2021年9月26日 23時
