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「ハリー､その…元気出して､私もあの人少し苦手なの
あんな理不尽なこと言うなんて許せないよ」
Aはハリーの肩をポンポンっと叩きムッとした
「ありがとうA…」
「Aの言う通りだよハリー､元気出せよ」ロンも言った
「フレッドもジョージもスネイプにはしょっちゅう減点されてるんだ。ねぇ一緒にハグリッドに会いに行ってもいい？」
3時5分前に城を出て三人は校庭を横切った
ハグリッドは「禁じられた森」の端にある木の小屋に住んでいる。
戸口には石弓と防寒用長靴が置いてあった
ノックするとめちゃくちゃに引っ掻く音とブーンと唸るような吠え声が数回聞こえた
ロンは少し怯えていたがAはどこかワクワクしていた
「退がれ､ファング､退がれ」ハグリッドの大声が響いた
「ファングって何かな！ねぇなんだと思うロン！」
「わかんない…」
Aは小躍りしそうなほど期待の目をしていた
戸が少し開いて隙間からハグリッドの大きな髭もじゃの顔が現れた
「待て､待て､退がれ､ファング」
「ねぇハグリッド！ファングって何？！」
「ほら入れ､ファング挨拶せい」
ファングは巨大な黒いボアーハウンド犬だった
ハグリッドが首輪を掴んでいるがファングの体はAの方へ向いていた
「くつろいでくれや」
ハグリッドがファングを離すとファングは一直線にAに飛びかかりAの手を舐めた
ハグリッドは大きなティーポットに熱いお茶を注ぎ､ロックケーキを皿に乗せた
「ロンです」とハリーが紹介した
「ウィーズリー家の子かい。え？」
ロンのそばかすをチラッと見ながらハグリッドが言った
「お前さんの双子の兄貴達を森から追っ払うのに俺は人生の半分を費やしているようなもんだ」
ロックケーキは歯が折れるくらい固かったけど3人とも美味しそうなふりをした
「A､お前さん今ニフラー持っちょるか？」
「えぇ､ポケットから出たくてうずうずしてるみたい」
ハグリッドは黒目を輝かせた
「少し貸しとくれんか？なんせニフラーは久々なもんでなぁ」
「勿論よ、逃がさないようにね､ファングちょっと退いて」
ファングは頭をAの膝にのせ､服をヨダレでダラダラにしていた
「ファングAにベッタリだね」
ロンが言った
「さすがあの人の孫だな､動物に好かれる"素質"っちゅうもんが備わっとる
おっと､結構ちっこいな」
ニフラーが小さいのではなくハグリッドが大きいだけだった
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レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出るのも読んでみたいです！ (2022年5月27日 21時) (
レス) @page47 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし - 凄く面白かったです！！続き楽しみにしています(^^)更新頑張って下さい！！！ (2022年5月7日 18時) (レス) @page21 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!主さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月15日 3時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月31日 22時) (レス) @page20 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2021年9月26日 23時
