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フリットウィックと同じくスネイプもまず出席を取った。そしてフリットウィックと同じく､ハリーの名前まできてちょっと止まった
「あぁ、さよう」猫なで声だ
「ハリーポッター。我らが新しい──スターだね」
ドラコ・マルフォイは仲間のクラッブやゴイルとクスクス冷やかし笑いをした。
その時マルフォイと目が合ったAは「そんなことしていたらもう話さないから」という目線を送りそっぽ向いた
マルフォイは笑うのをやめた
「このクラスでは魔法薬調剤の微妙な化学と､厳密な芸術を学ぶ
杖を振り回すような馬鹿げたことはやらん。
そこで待ち合わせレでも魔法かと思う諸君が多いかもしれん。
フツフツと湧く大釜､ユラユラと立ち昇る湯気､人の血管の中をはいめぐる液体の繊細な力､心を惑わせ､感覚を狂わせる魔力…」
Aは息を飲んだ
「諸君がこの見事さを真に理解するとは期待しておらん。吾輩が教えるのは名声を瓶詰めにし､栄光を醸造し､死にさえ蓋をする方法である──
ただし吾輩がこれまでに教えてきたウスノロたちよりも諸君がまだまだましであればの話だが」
大演説の後はクラス中がシーンとなった。ギリギリ間に合ったハリーとロンは眉根をちょっと吊り上げて互いに目配せした
ハーマイオニー・グレンジャーは椅子の端に座り身を乗り出すようにして自分がウスノロではないと一刻も早く証明したくてウズウズしていた
Aは「人の血管の中をはいめぐる液体の繊細な力…」という所から何が何だか分からずぽかんとしていた
スネイプが突然「ポッター！」と呼んだ
Aは肩を震わせた
「アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか？」
Aは一見頭の悪そうだがそれは違う
マルフォイに言った「魔法薬学は得意」は伊達ではない
動物の怪我の治療やその薬には魔法薬学の知能が必要なため知識は豊富であり、動物学はハーマイオニーを超えるだろう
そんなAは心の中で
「(答えは眠り薬よ…ハリー頑張って！)」
と願っていた
ハーマイオニーが空中に高々と手を挙げた
「分かりません」ハリーが答えた
スネイプは口元でせせら笑った
「チッ、チッ、チ───有名なだけではどうにもならんらしい」
ハーマイオニーの手は無視された
「ポッター、もうひとつ聞こう。ベゾアール石を見つけてこいと言われたら、どこを探すかね」
ハーマイオニーが思いっきり高く、椅子に座ったまま挙げられる限界まで高く手を伸ばした
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レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出るのも読んでみたいです！ (2022年5月27日 21時) (
レス) @page47 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし - 凄く面白かったです！！続き楽しみにしています(^^)更新頑張って下さい！！！ (2022年5月7日 18時) (レス) @page21 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!主さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月15日 3時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月31日 22時) (レス) @page20 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2021年9月26日 23時
