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「あの子はガールフレンドじゃないわ。Aちゃんよ…昔会ったの覚えてない？」
「あの子､あの動物好きの女の子だったのか！」
「覚えてるよ､あの子も双子だろ？」
「そう。上の子が男の子のロルフ君」
ハリーは会話を聞くと驚いた
「Aお兄さんがいたの？」
「うん。すごくうるさいよ…歩く拡声器って呼んであげて」
Aが真剣な顔で言うのでハリーは吹き出した
「僕が馬の被り物をして追いかけたら､ロルフのほうが逆に怒り狂って追い回してきたさ」
「フレッドったら!!」
Aの中で徐々にウィーズリー家の記憶が蘇ってくる
昔父さんの縁で家にお邪魔した事があった。
確か私が6歳の時──とても賑やかな家だった。
1日にあらゆる手段で双子に悪戯をされた。その度に兄さんが大噴火していた
赤毛一家が母親と妹に別れを告げると汽車がゆっくりと滑りだした。
「見てA､あのおじさんすごい走ってる」
ハリーが指をさした方向をみると何とそのおじさんは紛れもなく父さんだった。頬を伝う涙が風で飛び散らかしている…何かを叫んでいるが何も聞こえない
駅の人達がクスクス笑うのが聞こえ､顔が一気に熱くなった
「変わった人だね。窓閉めよっか」
そう言うとAはなんの迷いもなく窓を閉めた。
───────
─────
───
景色を見ようと窓を開けると同時に､コンパートメントの戸が開いた。
1番年下の赤毛の男の子がひょっこり顔を覗かせた。何故かロンの鼻の頭に泥が付いている
「ここ空いてる？他はどこもいっぱいなんだ」
2人が頷くとロンはAの隣に座りこんだ
「おい､ロン」例の双子が戻ってきた
「俺たち真ん中の車両あたりまで行くぜ…リー・ジョーダンがでっかいタランチュラ持ってるんだ」
Aは心の中でタランチュラを見たい好奇心に駆られた
ロンが会釈すると双子がハリーとAの名前を呼んだ
「自己紹介したっけ？僕たちフレッドとジョージ・ウィーズリーだ。こいつは弟のロン､Aは覚えてるだろ？」
「さっき思い出したよ」
「「馬の被り物はお好きかな？」」
「遠慮しとく」
双子はコンパートメントの戸を閉めて出ていった。
ロンがハリーに興味津々で質問攻めを始めた。
ロンはじっとしたままハッと我に帰るとあわてて窓の外に目をやった。
「A､僕のことちゃんと覚えてる？」
「真っ先に思い出したのは双子とロンだよ」
そう言うとロンは安心し笑顔になった
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レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出るのも読んでみたいです！ (2022年5月27日 21時) (
レス) @page47 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし - 凄く面白かったです！！続き楽しみにしています(^^)更新頑張って下さい！！！ (2022年5月7日 18時) (レス) @page21 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!主さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月15日 3時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月31日 22時) (レス) @page20 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2021年9月26日 23時
