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「A！」
「ハリー､待たなくてよかったのに」
「いや…Aがいないと僕､何も出来ないよ」
自分でそう言うとハリーは眉を垂らした
「そんな事ないよ､行こっか」
先頭の二､三両はもう生徒でいっぱいだった。窓から身を乗り出して家族と話したり､席の取り合いでけんかをしたりしている。
2人は人混みを掻き分け､やっと最語尾の車両近くに空いているコンパートメントの席を見つけた。
ハリーのヘドウィグを先に入れると､ハリーが列車の戸口の階段から思いトランクを押し上げようとしている
「ハリー手伝うよ」
「ありがとう…」
2人で持ち上げても1段で腕が悲鳴をあげる。ハリーは2度も足の上に落として痛い目にあった。
「手伝おうか？」
「うん､お願い」
さっきいた1団の双子の1人が来てくれた。
「おいフレッド！こっち来て手伝えよ」
双子のお陰でハリーのトランクはやっと客室の隅におさまった。
「ありがとう」
ハリーが目に被さった汗びっしょりの髪を掻き上げた
「それ､なんだい？」
双子の1人が急にハリーの傷跡を指さして言った。
「驚いたな､君は…」
「彼だ。君違うかい？」
「何が？」
「「ハリーポッターさ」」
「ああ…そのこと。うん､そうだよ。僕はハリーポッターだ」
双子はポカンとハリーに見とれていたが次にAの方に興味が向いた
「ハリーポッターにはガールフレンドがいたのか!!」
ニヤリと笑いハリーの方を見る双子
「あ、違うんだ…僕の友達」
「A・スキャマンダーです」
「おいフレッド！ハリーポッターの姫君だぜ」とジョージ
「これはこれは──」
そう言うと2人はAの前で膝を着いた
「あっ…あぁ……」
Aが困ってハリーに助けを求めた。ハリー耳を赤らめてメガネをクイッとあげた。
その時有難いことに開け放された窓から声が流れてきた。
「フレッド？ジョージ？どこにいるの？」
「今行くよ」
もう一度2人をよく見つめると双子は列車から飛び降りた
ハリーは窓際に座りその前の窓際にAが座った。ハリーはずっと赤毛一家を眺めている
するとポケットがモゾモゾと動くのを感じた──ポケットの中でニフラーがクルクルと回っている
「ちゃんとおとなしくしてるのよ」
人差し指でつつくと驚いた顔でこちらを見るニフラー。すると赤毛一家の話はハリーのことになった
「傷跡を見たんだ。ほんとにあったんだよ…稲妻のようなのがガールフレンドも連れてたぜ」
Aはまた困った顔をした
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レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出るのも読んでみたいです！ (2022年5月27日 21時) (
レス) @page47 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし - 凄く面白かったです！！続き楽しみにしています(^^)更新頑張って下さい！！！ (2022年5月7日 18時) (レス) @page21 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!主さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月15日 3時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月31日 22時) (レス) @page20 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2021年9月26日 23時
